出版社内容情報
裁判実務の経験をふまえ,実務上意義ある問題に重点をおいて書かれたコンパクトで明快な教 科書。2003年施行の改正まで織り込んだ最新の内容を,豊富な具体例で解説する。法律概念 の説明もあり,特許に関心のある理工系の学生や企業で特許に関わる方にもお薦め。
第1章 特許権の概要
1 保護対象
2 特許要件
3 権利主体
4 特許権の効力
5 特許権の消滅事由
第2章 特許権侵害
1 特許発明の技術的範囲
2 均等論
3 間接侵害
4 特許権の効力の及ばない範囲
5 刑事罰
第3章 特許権の利用
1 実施権
2 権利の譲渡
3 担保権の設定
第4章 特許取得手続
1 出願・審査
2 査 定
3 補正・出願分割など
第5章 特許行政争訟
1 審 判
2 特許異議申立て
3 審決取消訴訟
第6章 権利侵害救済手続
第7章 実用新案法
第8章 特許をめぐる条約
内容説明
いま、知的財産権法の基礎的知識を得ておくことの重要性がますます高まっている。この分野の中心となるのは特許法。本書は特許法を次のような工夫によりわかりやすく解説するものである。章や節の最初の個所など随所にナビゲーション的な記述。豊富な具体例。あまり高度でなくそれでいて興味深い例を精選。法律用語、業界用語などのなじみのない用語には言い換えや説明を付記。総花的な記述を避け、一貫した立場からメリハリをつけて叙述。2003年夏施行予定の改正まで織り込んで解説。
目次
序章 知的財産権と特許
第1章 特許権の概要
第2章 特許権侵害
第3章 特許権の利用
第4章 特許取得手続
第5章 特許行政争訟
第6章 権利侵害救済手続
第7章 実用新案法
第8章 特許をめぐる条約
著者等紹介
高林龍[タカバヤシリュウ]
1952年生まれ。1976年早稲田大学法学部卒業、司法修習生(第30期)。1978年東京地方裁判所判事補、その後、那覇、東京、松山の各地方裁判所判事補。1988年松山地方裁判所判事。1990年最高裁判所調査官。1995年早稲田大学法学部助教授。1996年早稲田大学法学部教授。専攻は知的財産権法
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