出版社内容情報
国際法の諸問題の根底をなす枠組みをコンパクトに示した、深く考えさせるテキスト。次代を担う第一人者が「国際法の世界」を示す待望の一冊。
内容説明
国際社会の独自の構造を踏まえながら、国際法の諸問題の根底をなす基本枠組みをコンパクトに示した。各章の「基本課題」を解いていくことで、現代的な問題・事件を通じて国際法の学説、理論、判例の相互関係を理解できる。
目次
国際社会と法―国際法の基本構造
一般国際法の世界―「法の欠欠」と「不法から法は生じない」
国際法の法源―国際法上の制度の本質
国際法と国内法―理論的整理の意義
条約の自動執行性:国際法の国内法上の効力―2つの「自動執行性」
国際法の定立と民主的正統性―条約作成過程におけるNGOの役割
国家の成立―国家承認の意義
国家管轄権の構造―立法管轄権の重複とその調整を中心として
領域の法的性質―海洋を中心として
陸地の帰属―「領土主権の継続的かつ平穏な行使」の意義〔ほか〕
著者等紹介
小寺彰[コテラアキラ]
1952年京都市生まれ。1976年東京大学法学部卒業。現在、東京大学教授(大学院総合文化研究科)
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