植物の私生活

植物の私生活

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  • サイズ B5判/ページ数 319p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784635588027
  • NDC分類 471.7
  • Cコード C0045

内容説明

がんばる、耐える、だます、盗む、殺す…。熱帯雨林から極地まで、地球のさまざまな環境に生きる植物たちの驚異のドラマ。

目次

1 旅をする植物たち
2 植物の養分調達システム
3 花たちの花粉輸送大作戦
4 植物たちの生き残り戦術
5 植物たちの多彩な交友録
6 極限の世界を生き抜く植物たち

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

六点

74
著者を司会者とした英BBCの同名番組の書籍化。BBC絡みの番組らしく美麗な写真と、アッテンボローの達意な文章。監訳者の植物学者の明確な和名同定によって、実に楽しく植物の「私生活」を楽しむ事ができた。注が全て、本文初出位置に有るのが良い。しかし、こんな番組を作っていても、欧州には創世記をガチで信じている人がゴロゴロいる事実は、肌に粟を生ぜせしむる物がある。まぁ、そのような難しい事を考えず、地球の上に咲競う植物の、不思議な進化の姿を楽しむだけでも、十分値段以上の価値がある。2022/03/23

やいっち

59
読メでアッテンボローの名を目にした。懐かしい! 四半世紀前、豪華本の本書を買った(読んだ)。今も書棚に鎮座。

小梅

52
図鑑のような本ですが、植物だけじゃなく昆虫や動物や鳥も一緒に写った写真があり楽しかった。2014/08/14

クリママ

38
BBCのTVシリーズ「The Private Life of Plants」のブック版。デービッド・アッテンボロー著。319ページ、すべて写真印刷用の光沢紙、大型で重みのある本。貴重な植物の写真が素晴らしく、その解説も詳細、かつ、分かりやすい。多くの珍しい植物の中、印象に残ったものは、種子のままで2000千年の眠りから覚めた日本の古代コブシ、ノルウェーレミングの集団自殺、虫媒花の花の縁から奥の蜜へ導く斑点や筋の模様、死んだカモメのヒナのそばに咲き腐臭でハエを誘うデッドホースアルム、火事によって維持される⇒2023/12/21

アナーキー靴下

30
昔図書館で借りて気に入った本を購入したもの。文字情報+豊富な写真という構成の大判な本で、雑誌のナショナルジオグラフィックを立派な装丁にしたような一冊。植物たちの趣向をこらした領土拡大戦略や、ポリネーター(花粉の送粉者)を騙すやり方は巧妙すぎて感嘆するばかり。花粉配達の専属契約者を見分けるため、翅の振動数に反応する種がいる、とかも凄い。一番気に入っている写真は一面のサラセニア畑。美しくも恐ろしい。「シメコロシノキの死の抱擁」のように、的確かつドラマチックな言い回しが多いところも好き。2020/11/07

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