内容説明
仏像ナビゲーターとして活躍中の「仏像ガール」がご案内。感じて楽しむ仏像の世界。
目次
序・仏像との出会い方―感じる→調べる→通う
第1章 仏像を感じる(仏像のかたち;顔 ほか)
第2章 パーツから仏像を知る(仏さまの世界・四つの役割;パーツでわかるかたちの意味 ほか)
第3章 仏像の世界を知る(仏さまと仲間たち;如来 ほか)
著者等紹介
西山厚[ニシヤマアツシ]
奈良国立博物館学芸部長。1953年徳島生まれの伊勢育ち。京都を経て、今は奈良在住。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。日本の歴史と仏教思想について学ぶ。その後、仏教を中心に、歴史、思想、文学、美術を総合的に見つめ、書き、生きた言葉で語る活動を続けている
仏像ガール[ブツゾウガール]
本名・廣瀬郁実。1979年横浜生まれ。上智大学比較文化学部日本文化学科卒業。日本美術専攻。14歳のときの父親の死がきっかけで仏像と出会う。仏像の素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらいたい!と一念発起。仏像に人生を捧げると決意し、仏像ナビゲーターとして活動を開始する。現在TV・ラジオ出演、トークライブ、コラム執筆などの活動のかたわら、日本中の仏像と出会うべく47都道府県を巡る日々を送っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レアル
57
「仏像そのものについて知りたければ、この本が良い」と知人に教えられて購入した本。仏像系の本はたくさん持っているけどこれは分かり易い!というより、初心者や分からない人が読むのを前提に書かれてあるのが良い。そしてさすが読書メーター。仏像系の本なんて山ほどあるのに、その中からこの本を選んで、たくさんの方が読んでおられるし評判もいい。いつもはニンマリと読んで楽しんでいる仏像系の本だけど、今回はこの本を読まれた方の読書メーターを読んでいる内に私もレビューを書きたくなり登録!2019/07/03
sibarin♪
31
仏像の事がすごくわかりやすく書いてあって、なんで?って思ってたことを殆ど答えてくれている。著者が仏像好きなのも伝わってくるし、まるで仏像の教科書ね。2015/11/03
ちゃちゃ
17
仏像,好きだな~。とても分かり易くまとめてあると思いました。疲れている時にぴったり。2012/02/12
ケイプ
15
広隆寺の弥勒菩薩像。中宮寺の弥勒菩薩像。興福寺の阿修羅像。私が心動かされた仏像です。仏像については詳しくはありません。でもそれでいいそうです。なんとなく落ち着く、なぜだか涙がこぼれる、もっと向き合っていたい、そんな風に感じることで十分だということです。でもちょっとした知識があるともっと仏像を楽しめるに違いありません。そんな時におすすめの本です。2014/09/22
ミナコ@灯れ松明の火
15
仏像を美術品として鑑賞するためのノウハウを教えてくれるのではなく、あくまでも信仰の対象として感じる手助けをしてくれる本。仏像が好きで好きでたまらない、という思いがひしひしと伝わってくることがとにかく好感度大。かく言う私も仏像おたく。読むたびに「同志よ・・!!」と勝手に盛り上がっています。2011/10/17