内容説明
3.11地震や津波を生き延びた命。避難所での辛い日々のなかで「あと1日生きよう」と思えたのはスヌーパーという仲間がいたから。命の尊さは、人も動物も同じ。動物の家族を守るために読んでおきたい1冊。
目次
1章 スヌーパーとの出会い
2章 津波の恐ろしさ
3章 同行避難の現実
4章 スヌーパーがいたから
5章 命のカウントダウン
石巻の災害動物医療の現場から あべ動物病院 阿部俊範・阿部容子
著者等紹介
丹由美子[タンユミコ]
フリーの編集・ライター。実用書系の出版社に入社後、独立。犬や猫の写真集、実用書の編集・執筆を中心に幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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timeturner
7
東日本大震災発生時に石巻市の避難所で40日間を人々と暮らしたゴールデンリトリーバーの話。ペットを本当に愛しているなら日頃からきちんと躾けをしておくことが大切だとよくわかる。2021/11/19
四萌山華輝
2
この書籍を嫉暴露( #ネタバレ )を恐れてアプリ( #Bookmeter )内に留めるのは、非常に勿体無い上に、 #SNS (ソネサ)に #Shear して繋が無いと…売り込みも出来無いので、浅識な一考(せんしきないっこう‥浅い知恵からの考え)からしても、やはり売り込みが必要な書籍なので…際疾(きわど)い範疇で…改行後に…。 人間同士でならば、厳しい中で老犬とその飼い主と罹災した避難者達との、心温まる #Documentary でした。もう他界されたので…是非来世では…多幸な個生を…。
ゆかり
1
愛犬との出会い、しつけ、そして震災において避難所で過ごした日々の記録。人の命が優先される中、人々と過ごせたのは、事前にきちんとしたしつけを受けていたこと、10歳の老犬であること、飼い主ご夫婦が率先して避難所内の活動をしていた等がある。それらが周囲の理解を生み、いつしか愛犬は癒しの存在にもなっていく。あとがきに動物病院の獣医師のコメントで「家族」の一員から「社会」の一員として育てることが、結果的に動物を家族として守れるとあった。動物アレルギーの人もいる、全てに万能な対応はない。が、多様性と配慮は意識したい2021/10/21
おけい
0
思っていたよりずっと深い話だった。特に津波の描写はすごくリアルで、考えさせられた。読み終わった後、すごく心が暖かくなった気がした。2021/08/01
くま美
0
同じ犬種を飼っているので、スヌーパ―と愛犬を重なり涙。2019/05/14