生還―山岳捜査官・釜谷亮二

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784635320023
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

山岳捜査官とは、いわば「山の鑑識係」である。遭難救助隊が不審な点のある遺体を山で発見したときに登場し、残された微細な証拠や聞き込みから、その死の真実を突き止める。四月中旬、北アルプス黒門岳で見つかった女性の遺体。彼女は、右手に握りしめた折りたたみナイフで、黄色のダウンジャケットを雪面に刺し貫いた状態で死んでいた。彼女の死の真相、そしてダウンジャケットのもつ意味とは―。(第一話「生還」)『山と溪谷』連載時から話題を呼んだ山岳短編小説に、書き下ろし一編を加え、全四話を収録した傑作集。

著者等紹介

大倉崇裕[オオクラタカヒロ]
1968年、京都府生まれ。学習院大学法学部卒。97年「三人目の幽霊」で第4回創元推理短編賞佳作、98年「ツール&ストール」で第20回小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

初美マリン

84
山岳救助隊の短編集、イロイロな事件がありますが、やはり遭難者を発見するのは、感動的です2018/12/03

takaC

37
イマイチ残念な短編集だと思った。2013/04/03

達ちゃん

35
最近お気に入りの山岳ミステリー。短編集でしたが、どの話も読み応えあって面白かったです。2020/05/24

マムみかん(*感想は風まかせ*)

27
『聖域』で「格好いいな〜♪」と思った、山岳遭難救助隊の松山隊長がサブキャラで出てくる姉妹編。 山での事故や死に不審な点があるとお呼びがかかる、山の鑑識係“山岳捜査官”という架空の任務。 真実を導き出す地道で粘り強い釜谷の捜査を、新米の原田の目を通して描き、原田の成長ものにもなっています。 警察小説の鑑識も職人技を必要として大変ですが、こちらの現場は自然現象や救助活動で証拠がどんどん「汚染」されていく困難さもプラス。 背後にある人間ドラマも良かったです☆ 2010/11/22

ゆみねこ

25
うっかり既読なのに借りて来てしまったので、再読。生還・誤解・捜索・英雄の4編。山の描写は素敵だけど、釜谷にあまり魅力を感じることが出来ずいまいち入り込めない。2013/07/25

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