内容説明
生き物専門のキャメラマンやブリーダー、ペットショップの店員、獣医師にいたる生き物の扱いに慣れた、プロの持ち方を紹介。スマートに持てる(モテる)だけでなく生き物に対して失礼のないお作法。
目次
指先で持つ
指にとまらせる
つかむ・握る
両手でだっこ
何かしら用いて持つ
危険度の高いものを持つ
巨大系を持つ
生き物データ
著者等紹介
松橋利光[マツハシトシミツ]
1969年神奈川県生まれ。写真家。両生類や爬虫類、水辺の生物などを中心に撮影している。『山溪ハンディ図鑑9 日本のカエル』『山溪ハンディ図鑑10 日本のカメ・トカゲ・ヘビ』『アマガエルのヒミツ』(以上、山と溪谷社)、『小学館の図鑑NEO両生類・はちゅう類』(小学館)、『きみだれ?』(アリス館)など、著書や写真を担当した本は多数
神谷圭介[カミヤケイスケ]
1979年千葉県生まれ。イラストレーター。2005年武蔵野美術大学卒業。コントユニット「テニスコート」で活動。『おとなのおりがみ』(山と溪谷社)で装丁・イラスト・コメントを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫 綺
84
昆虫や小鳥の類から、オオトカゲなどの大きな生物まで多種多様な持ち方を指南。どこまで真面目で、どこまでふざけているのか分からない大いに笑える一冊。それにしても、イラストがヘタすぎる・・・これもワザとでしょうが(爆)。2013/10/20
kinkin
66
昆虫、鳥、カニ、カエルに大型犬から爬虫類まで様々な生き物の持ち方が消化されている。この本の企画・写真・持ち方指南は児童書や図鑑でも活躍されている松橋利光さんだ。持ち方というのは自然に覚えていくものだと思っていたが一部の生き物の持ち方にはなるほどと思った。その一方少し遊びが多すぎる本のようにも感じた。イラストや持ち方の名称・文章がすこしくどいのだ。もう少しシンプルな構成にしてもよかったと思う。図書館本。2016/08/03
鱒子
38
図書館本。「その道のプロに聞く 生き物の〜」シリーズの松橋さんと、「あたらしいみかんのむきかた」の神谷さんのコラボ本。ゆるくて、シュールで、脱力系でした。こういう本は大好物です(o^^o) 毒蛇に噛まれたらの対処。スネークマンショーの「急いで口で吸え」は、やっちゃダメらしいです( ̄▽ ̄) 要ポイズンリムーバー。2017/09/12
ばりぼー
23
コーカサスオオカブトは、まるで「おちょこ」を持つかのような手つきで、一番の武器であるツノ部分を持つ「おちょこ持ち」で。ヘラクレスオオカブトには、いたずらをした子供の耳をつまむという昭和の新聞4コマでお馴染みのお仕置きから命名された「コボ耳つまみ」を。クワガタなら、前方から武器のアゴを開かせないように固める「アゴがため」。からだが柔らかくて平べったいゴキブリのような虫は、足と口を避け、腹と背中の2点をつまむ「仏手つまみ」。好戦的なカマキリは、背後から瞬時にカマの関節を固める「エスプレッソホールド」で決める。2021/02/03
更紗蝦
18
「持ち方」の説明自体は理にかなっていて、「なぜそういう持ち方なのか」の理由を知ると、その生物の生態が分かって面白いのですが、イラストと漫画によるページ稼ぎが多く、奇藤文平の『大人たばこ養成講座』や地獄のミサワの『カッコカワイイ宣言!』のようなシュール系のネタが好きな人は楽しめますが、そうでない人には少々鬱陶しく感じるかもしれません。2015/12/09