空飛ぶ山岳救助隊―ヘリ・レスキューに命を懸ける男、篠原秋彦

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空飛ぶ山岳救助隊―ヘリ・レスキューに命を懸ける男、篠原秋彦

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635171311
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0075

内容説明

“山に登れる営業マン募集”この小さな新聞広告からすべては始まった。大好きな山で仕事ができる、ただそれだけの理由でヘリ会社に入った篠原秋彦は、山小屋への物資輸送のかたわら、試行錯誤を繰り返しつつ、空からの遭難救助法を確立していく。

目次

1 五六豪雪
2 山に惹かれて
3 ヘリ・レスキューの黎明
4 ワーカホリック
5 プライド
6 極限下のドラマ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤

47
以前読んだ宮田八郎氏の『穂高小屋番 レスキュー日記』に何度も名前が出てきた東邦航空の篠原秋彦さん。山岳関係者から絶大な信頼を寄せられていたその篠原さんの半生記。ヘリによる山岳救助のパイオニアとしての自負、どんなに困難な仕事でも引き受けたらきっちりと結果を出すプロ意識、貫き通す強固な信念、「レスキュー職人」という言葉がぴったり。日本で初めてとなる山岳遭難救助専門の組織「トーホーエアーレスキュー」を設立し、今後の活躍が期待されていた矢先に事故でお亡くなりになり残念でならない。2019/12/18

かいゆう

28
『レスキュー最前線 長野県警察山岳遭難救助隊』で、多くの警察救助隊の方から「あの人はすごい」と言われていた東邦航空の篠原秋彦さん。篠原さんはレスキュー隊ではなくて、営業マンだったという事に驚いた。ヘリレスキューのパイオニアで、他のヘリが断念せざるをえない場所での救助もやってのけた。二重遭難を出してはいけないと周りに厳しくしながらも、ほんの僅かなチャンスがあれば救助に向かう。命懸けで過酷な作業。この本では、1400件無事故と書かれている。この人がこの後、レスキュー中に亡くなられたのが信じられません。2016/03/18

カザリ

22
何度も再読したい本です2020/01/25

しゅう

15
図書館本。信念を貫いた、素晴らしい方の本でした。山に惹かれ、山を愛し、山を仕事とする方々は、なにか信念を持ち、常に死を感じながらも生の素晴らしさを噛みしめているのだな、と思います。ただ、やはり自然の中、事故は起こります。ヘリによる山岳救助の確立は、この方が居て成り立ったと思います。救助中に亡くなられた事は、大変悔やまれます。 この本は、旧版でしたので是非新版も読んでみたいです。2019/12/05

れい

14
【図書館】まだ、山岳救助にヘリを使うことがメジャーでなかった時代の先駆けとなった篠原さんの半生。妻の立場として見てみると、夫としての評価は低いと言わざるをえないけど職人としての腕は確か。山岳で事故に遭うことが、どれ程命取りで家族にも迷惑をかけるものか、身に染みてよく分かった。遺体の状態も、滑落の場合は、本当に遺族泣かせです。そんな遺体の回収も嫌がらずに行う。県警は難しい救助は丸投げ…。今は違うのかもしれないけれど。2015/06/27

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