ドキュメント気象遭難

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784635140041
  • NDC分類 786.1
  • Cコード C0075

内容説明

山で起きる大きな事故のほとんどは、気象の急激な変化による事故、いわゆる「気象遭難」であろう。その原因はどこにあるのか、防ぐ方法はあるのか―。新旧の気象遭難事故から7件のケースを取り上げ検証する。

目次

春・沿海州低気圧 谷川岳―雪崩
春・春の嵐 伊那前岳―突風
夏・雷 塩見岳―落雷
夏・台風 トムラウシ山―低体温症
秋・太平洋沿岸低気圧 立山―凍死
冬・西高東低 剱岳―異常降雪
冬・二つ玉低気圧 剱岳―暴風雪

著者等紹介

羽根田治[ハネダオサム]
1961年、埼玉県生まれ。フリーライター。山岳遭難や登山技術の記事を、山岳専門誌『山と渓谷』や書籍などで発表する一方、沖縄、自然、人物などをテーマに執筆活動を続けている。現在は千葉と沖縄を行き来する生活を送る。鳩間ターフクラブ千葉支部長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NADIA

49
春夏秋冬、一年中どの季節でも天候が急変することで遭難事故が起きる。それぞれの季節で代表的な7件の山岳遭難事故が紹介されているが、特に印象に残ったのは、群馬で普段救助活動をする側の熟練者パーティの冬の剣岳での遭難事故と、2002年の夏のトムラウシ遭難事故。あの2009年とほぼ同じ状況で死亡事故が起こっていたのに、その経験が活かされていないことは残念だし、「登山道に遺体が有るにも関わらず、その脇を通り過ぎる登山者が複数いた。人としてどうなんだ?」と本文でもあとがきでもふれられたことに筆者の強い憤りを感じた。2022/07/22

扉のこちら側

33
初読。2015年250冊め。登山経験は皆無だが山岳小説にはまっていろいろと読んでいる。読むほどに自分は登れないなと思う。続いて著者の「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか」を読みます。2015/03/12

ビブリッサ

16
山の天気は変わりやすいとは素人でも知ってると思ってたけど、これほど急とは、、、しかも酷い。天気図を読めるように、地図を読めるように、繰り返し用心するように。2016/04/14

よし

15
道迷い遭難に続き読了。登山は全くしないけど、遭難の怖さを知るには十分だった。生死を分ける選択は、それとは分からずやってきて、あとからそうだったのかと知らされるようだった。何事も命には変えられない。最悪の状況は常に想定しておくべきと強く感じた。2020/06/28

mj

13
計画の段階で天気予報を参考にはしています。悪天候への備えとして、これだけでは不十分だと自覚はしています。自分で天気図をひくことできないので、せめて観天望気だけでも勉強してみようかなと。それにしても雷って怖いんですね。高い木のそばにいればいいってもんじゃないんですね。早めの行動開始を心がけよう。2015/10/17

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