Yama-kei classics
処女峰アンナプルナ―最初の8000m峰登頂

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784635047012
  • NDC分類 292.58
  • Cコード C0398

内容説明

初登頂から50年。今、よみがえるヒマラヤの壮絶なドラマ。1950年6月5日、エルゾーグを隊長とするフランス隊は、幾度も偵察を重ねたうえで8000m峰の頂上に人類初の足跡を印した。歓喜の登頂!しかしその代償として下山中に嵐につかまり、生死の境をさまようことになる。初登頂を支えた隊員たちの友情と生還に向けての凄惨な脱出行を描いた不朽の名著。

目次

出発準備
ヒマラヤ
知られざる渓谷
ダウラギリ東氷河
アンナプルナを求めて
作戦会議
ミリスティ・コーラ
北西ピーク
アンナプルナ

第二キャンプ
突撃
1950年6月3日
氷雪の割れ目
なだれ
撤退
レテの森
稲田のなかの行事
ゴラクプール
他のアンナプルナがある

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hi

2
救援に来たシャッツは神だし、エルゾーグはテレイのこと好きすぎ。シーンが美しくて、山文学で初めて泣いた。アンナプルナといえばなだれと聞いてたけど、ほとんどなだれに遭わないラッキーなパターンもあるのね。しかし肝心の山がどこにあるかも分からない、ルートも分からない状態から登頂までしてしまうとは…まさに突撃。むかしの登山怖し。2016/01/16

かんたろう

2
1950年に人類で最初に8000m峰に登頂したフランス隊の物語。地図も不正確な中、今とは違う貧弱な装備で登頂するのは大変だっただろう。写真も豊富で当時の様子がよく分かる。最後までチームワークを保って成功したように書かれているが、おそらくここには書けなかったこともたくさんあるのではないか。登頂直後に入院した病床での口述なので、登山の様子がとてもリアルで臨場感に溢れている。凍傷にかかった指を一本一本、麻酔もなしに切断していく場面が一番心に残った。2013/09/06

としべー

1
本を購入して3年ばかり少々読んで積んであった物を読み返しました。エルゾーグとラシュナルの2人がアンナプルナを征服に当り壮絶な思いをし、手足の指までも凍傷で無くした、大変な登頂であった事が良く解りました。一つの、大きな事業を成し遂げた事にも例えられます。(我々山に登った事の無い者のたとえで本人には、申訳の無い例えですが)2010/08/22

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