近世ヨーロッパの東と西―共和政の理念と現実

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784634649705
  • NDC分類 230.5
  • Cコード C1022

内容説明

「共和政」をキーワードに「東」の視点からヨーロッパとは何かを問う。

目次

序 近世ヨーロッパの東と西―共和政の理念と現実
1 君主・貴族と共和政―東ヨーロッパ(人文主義と共和政―ポーランドから考える;「王国の王冠」「王国の共同体」「王国の身体」―ハンガリーのレスプブリカ再考;王冠・貴族と国制―セルビア・ボスニアを中心に ほか)
2 共和政の理念と現実―西ヨーロッパ1(アリストテレスが結ぶヨーロッパ―ポリティアからレスプブリカへ;想像のレスプブリカ―フィレンツェにおける共和政理念と現実;現実を後追いする理念―オランダ共和国の場合)
3 帝国・王国と共和政―西ヨーロッパ2(「近世的都市共和主義」の展開と終息―神聖ローマ帝国とアーバン・ベルト地帯のはざまから;イングランドのレスプブリカ理念と議会;フランスの「レピュブリック」理念)
結 前近代と近代のレスプブリカ―ポーランドからヨーロッパの国制観念をかいまみる

著者等紹介

小倉欣一[オグラキンイチ]
1937年生まれ。早稲田大学文学学術院教授
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感想・レビュー

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てつこ

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東中欧を含めたヨーロッパを、共和政(レスプブリカ)をテーマにして読み解く論文集。ポーランド、ハンガリー、イタリア、ドイツ(神聖ローマ帝国)、イギリスなど各国の国制や政治文化を分析する。国家を象徴する「王冠概念」が興味深い。ハンガリーの「王国の王冠、王国の共同体、王国の身体」概念も面白い。ほぼ同時代、人文主義などが伝播して、同じ思想に触れていたのに各国それぞれ独自の国制が発展をしていく。特にポーランドは、国王を有した独特の共和政がなされた。2020/05/30

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