失敗百選―41の原因から未来の失敗を予測する

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失敗百選―41の原因から未来の失敗を予測する

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  • サイズ A5判/ページ数 408p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784627664715
  • NDC分類 509.8
  • Cコード C3053

出版社内容情報

人は誰でも同じような失敗をする.それは事実であり,尼崎の脱線事故など,これからも失敗はくりかえされ,絶えることがないかのようである./これであきらめてしまっては,人類の名に恥じる.そこで,新しい学問として失敗学が生まれたわけであるが,これまでの失敗学は,啓蒙的であり,実践的ではなかった.本書は,より洗練された失敗学として,失敗を予測する能力を身につけることを目指す.そのために,古今東西からあらゆる失敗事例をあつめ,そのメカニズムを徹底的に解剖し,結果として,41の原因に分類することができた./まずは本書を手に取り,開いたページのどこからでも読んでみてください.

■目次 第1部「失敗百選」とは何か/第2部「失敗百選」を学ぶ(タイタニック号の沈没,美浜原発の冷却水漏れ,カネミ油症事件,スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発,自動販売機で下敷き,「ポケモン」パニック,タコマ橋の崩壊,スーパーカミオカンデの連鎖破壊,青函連絡船洞爺丸の沈没,コンコルドの墜落,歌舞伎町雑居ビル火災,ニューヨーク世界貿易センタービル崩壊,チェルノブイリ原発の爆発,雪印製品の集団食中毒,狂牛病,スリーマイル島原発の破壊,信楽高原鉄道の正面衝突,地下鉄サリン事件,など全178事例)

内容説明

たとえば、旅客機「コンコルド」の墜落と、歩いている人が空き缶やバナナの皮ですべってころぶことは、同じ原因の失敗です。これらが同じであることを納得していただくために、まず、すべての失敗が41の原因から起こることを示します。このたったの41の項目を頭にきちんと入れれば、過去の失敗をくりかえさずにすむのです。そして、ケーススタディとして、どこかで聞いたことのある有名な失敗(タイタニック号の沈没、歌舞伎町雑居ビル火災、ニューヨーク世界貿易センタービル崩壊、チェルノブイリ原発の爆発、信楽高原鉄道の正面衝突、地下鉄サリン事件、など全178事例)をとりあげ、その失敗のシナリオをきちんとあかします。

目次

第1部 「失敗百選」とは何か(なぜ「失敗百選」を作ろうと思ったのか―なぜ「失敗ライブラリー」だけでは不十分なのか;「失敗百選」をどうやって作ったか、その知識の特徴は何か、そして利用効果があったのか)
第2部 「失敗百選」を学ぶ(技術的な要因で、しかも機械分野のエンジニアが少なくとも最初に考えるべき力学的な設計要因;技術的な要因だが、普通は副次的に考えている使用時の設計要因;技術的な要因だが、人間や組織との関係が強い設計要因;技術だけではどうしようもない組織的な要因)

著者等紹介

中尾政之[ナカオマサユキ]
1983年東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻修士課程修了。日立金属(株)入社。1989年HMT Technology Corp.に出向。1991年東京大学で博士(工学)を取得。1992年東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻助教授。2001年東京大学大学院工学系研究科総合研究機構教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HMax

33
失敗百選といいながら41の実例を他山の石として失敗しないようにするための本。人は誰でも「同じような」失敗をする、しかも大失敗は突然に発生しない、似たような小さなミスがポツポツと起きた末にドカーンと来る。うちの会社のように「精神の叩き直し」では失敗が減る訳はない、根性よりは失敗防止装置を導入すべし。質の悪いのは、企画・開発の失敗、結果が出るのが遅いため、誰も分析していないどころか、結果が出た頃には当時の担当者は偉くなっており失敗を認めることもしない。うちの会社には該当事項が多すぎて近々大事故か?2023/10/27

KAZOO

26
失敗学の先達の畑村先生の著作はいくつか読んでいるのですが、比較的全般的なものが多かったのでこのような実例を集めたものを出してくれていることは非常に勉強になります。えてして失敗したことについては当初は騒ぐけれどそのうちうやむやになるケースが多いのですが、ここではきっちりと図解などを使用して解明してくれています。その原因を探ることが対処方法になると思います。しかも分野もあらゆる業種があり参考になります。2014/07/08

Ted

11
失敗の原因が明快に分類されており、どこからでも読めるようになっている。理解補助に最適なシンプルなイラストもよい。「原因曼荼羅」図は、ほぼ全ての失敗の原因が一目で把握できるので便利だ。失敗の原因は技術的な問題、ヒューマンエラー、組織的問題の3つに集約される。もちろん複合型もあるが、対策を講じる前に、まずはどの要因に分類されるのか分析することが重要だろう。福島第1原発の事故に当て嵌めてみると、事前調査不足・伝承無視・仮想演習不足・未知の緊急事象発生・フェイルセーフ非作動・誤判断・組織不良などが挙げられよう。2011/07/10

R

9
非常にためになった、人に薦めたい本。失敗についてどうアプローチするべきか、反省の組み立て方、その活かし方、事例にあわせて解説される内容は物凄く興味深いことが多く、製造に携わらなくとも失敗の本質の部分についての考察は大変勉強になりました。何度も読み返して、諳んじたいとすら思えた本は初めてでした。素晴らしい。2012/10/03

ヤムイチ

7
過去の失敗は重要だから、失敗ライブラリーを作る。2016/09/05

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