- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 哲学・思想
- > 構造主義・ポスト構造主義
出版社内容情報
ジャック・デリダ[ジャック デリダ]
著・文・その他
湯浅 博雄[ユアサ ヒロオ]
翻訳
小森 謙一郎[コモリ ケンイチロウ]
翻訳
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
またの名
10
カッコいい感じがするがよく解らない書名が意味するのは、『判断力批判』の議論が神学・人間学の口ぶりでアートの領域で模倣を軸にヒエラルキーを形成していること。自然の産出を模倣する芸術家は自然の産物ではなく産出行為を模倣するがゆえに真に自由であるとする定義は、神への隷属を自由だと説く逆説のようにしてロゴス中心主義へとまたも遡る。独裁や全体主義に対抗する民主主義的多数性を読み込もうとしたアレントと違って、諸器官・諸芸術に優劣をつけてある名づけ得ぬものを拒絶するカントの体系の他者排除を炙り出す、脱構築の一つの試み。2015/10/02
ヨースケ
1
<ある物を美しいとみなす判断は、その物に魅了され、利益・関心を持つことではない。その物が現に存在しているのかどうか、そして私がそれを享受することができるのかできないのかという点にはなにも興味なしに、純粋にその物として快いのでなければならない。ということはつまりその物がどんな素材、材料で成り立っているのか、内容をなす実質はなにかといった面には関わらず、それを括弧にいれたうえで、純粋なフォルムとして意に適う、快い、と判断すべきなのである。> ※本文より抜粋2019/03/10
mittsko
0
二度読んだ むずかしい…と言えば言えるけど 実はとってもクリアな論旨の一冊だと思いました 面白かった、これからも折に触れて読み返そうと思いました デリダってクールだよなぁ、かっちょいい( 'ヮ' )2014/07/09
yutanakao
0
再読2014/05/17
gerumanium
0
自然、神 人間 自由 模倣 産出行為の模倣関係 アナロジー2010/10/27