出版社内容情報
カトリーヌ・マラブー[カトリーヌ マラブー]
著・文・その他
高橋 哲哉[タカハシ テツヤ]
監修/翻訳
増田 一夫[マスダ カズオ]
監修/翻訳
内容説明
ジャック・デリダの哲学とは何か?フーコー、ドゥルーズ亡きあと、なおも変貌を遂げつづける現代フランス最高の哲学者J・Dをめぐるさまざまな角度からの十六の論考。デリダ自身の論考をふくみ、ブランショ、ナンシー、リオタール、アガンベン、ラポルトなど錚々たるメンバーがカトリーヌ・マラブーの編集によってフランスの代表的な学会誌「哲学雑誌」一九九〇年版に一堂に会し話題を呼んだ特筆すべきデリダ論集。
目次
パルデス潜勢力のエクリチュール
デリダ、師の声を聴く
ジャック・デリダのおかげで(ジャック・デリダに感謝)
ストア派の狂人
スィボレートあるいは“文字”について
デリダにおけるニーチェの作用
最も純粋な私生児(行き場のない肯定)
自分が話すのを聞く
隠喩なき隠喩『オレステイア』三部作に関して
エクリチュールの試み
翻訳者の註
「脱」の賽を投げて
暴力の経済、経済の暴力(デリダとマルクス)
省略的な意味
二重化
歪んだ記憶
ハイデガーの『基礎的存在論』における「声」と「現象」
著者等紹介
高橋哲哉[タカハシテツヤ]
1956年、福島県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得、哲学専攻。現在、東京大学大学院総合文化研究科助教授
増田一夫[マスダカズオ]
1954年、東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科仏語仏文学専攻課程博士課程満期退学。現在、東京大学・大学院総合文化研究科教授
高桑和巳[タカクワカズミ]
1972年、横浜生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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