出版社内容情報
ウェーバーの古典の一つである本書は、ウェーバー自身の広大な学問体系のまさに核心に触れるものであり、近年ドイツで進展したウェーバー研究の最新成果を踏えた新訳である。
目次
第1章 「理解」社会学の意味
第2章 「心理学」との関係
第3章 法教養学との関係
第4章 「ゲマインシャフト行為」
第5章 「ゲゼルシャフト関係」と「ゲゼルシャフト行為」
第6章 「諒解」
第7章 「アンシュタルト」と「団体」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kayui
1
最後の最後に言いたいことが全て書いてある、ウェーバーあるある2022/11/27
まふろ
0
ヴェーバーの議論の進め方と書き方の緻密さにはいつも驚かされる。人間行動を、それを規定している意味的連関を理解することを通じて説明しようと試みる理解社会学の基本となるようなカテゴリー、最も重要なこととしては、「行為を意味的に理解するとはどういうことか」がヴェーバーの立場から論じられ規定されている。2013/10/24
ゆうき
0
理解社会学とは人間の行為を研究対象とし、理解社会学が目指すのは人間の行動が示す連関や規則を理解できる形で研究することだ。合理的に行動する人間として理念型があるが人間は合理的に行動するわけではなく、他者の行動によってに自身が行動をするゲマインシャフト行為という。また目的合理的な秩序の中で自身の目的のために個人と個人が関係することをゲマインシャフト関係的行為になる。2013/06/25