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出版社内容情報
『開拓の歴史』の各論にあたる本書のなかで、著者は村のなりたちを古代からおこし、豊富な具体例をまじえながらその変遷と残存のダイナミズムを描く。村の見方を知る好適書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
29
畑作、そして移動性の指摘。太閤検地を経て近世の姿になっても、宮本の描く村は閉鎖性や停滞性からは程遠い。環境の変化に対応し、少しでも自分たちの暮しを良くしていくため、情報を得て改善を繰り返す、それが日本の村だというのだから。◇里や保、荘や名と「村」は異なる。そんな違い、意識したことなかった。◇村は一族だけでは成立しない。姓の異なる通婚圏が範囲となる。百戸という基準。離島や山村が村として存続できる規模についての宮本の指摘が思い出される。ただ在るだけを良しとしない冷徹な言葉は、こんな風に根拠づけられていたんだ。2017/09/19
fseigojp
18
西日本における念仏宗の重要性2015/10/01
吉田健太郎
1
円仁、空也、一遍など念仏に関するところが面白かったです。時宗総本山が地元にあるので一度は行ってみたくなりました。2020/09/27