出版社内容情報
ジェームズ・ボーマン[ジェームズ ボーマン]
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マティアス・ルッツ-バッハマン[マティアス ルッツ バッハマン]
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田辺 俊明[タナベ トシアキ]
翻訳
内容説明
暴力の世界化への対抗原理。グローバル化の嵐のなかで、『永遠平和のために』をハーバーマス、ヌスバウム等気鋭の論者が論じつくす。新たな歴史的文脈のもとで甦るカントの平和論。
目次
1 『永遠平和のために』におけるカントの世界市民的理想―歴史的再興(カントと世界市民主義;カントの平和理念と世界共和国の法哲学的構想)
2 人権、国際法、国際秩序―二百年後の世界市民主義(二百年後から見たカントの永遠平和という理念;世界市民の公共圏;道理的な万民の法という理念について;カント世界平和構想に対する共同体主義と世界市民主義の挑戦;世界市民的民主主義とグローバル秩序―新たな議題)
著者等紹介
ボーマン,ジェームズ[ボーマン,ジェームズ][Bohman,James]
セント・ルイス大学哲学教授
ルッツ‐バッハマン,マティアス[ルッツバッハマン,マティアス][Lutz‐Bachmann,Matthias]
ヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学哲学研究所教授。倫理学や政治理論を中心とする実践哲学の研究を行なう。ドイツ連邦議会の国連改革に関する公聴会で参考意見を述べるなど、公的な場での発言も行なっている
紺野茂樹[コンノシゲキ]
1971年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程、日本学術振興会特別研究員(思想史)
田辺俊明[タナベトシアキ]
1968年生まれ。大阪大学法学部卒業。上智大学外国語学研究科国際関係論専攻博士前期課程修了。国際協力事業団(JICA)医療協力部計画課、国際連合開発計画(UNDP)リトアニア共和国事務所プログラム調整員を経て、現在翻訳業
舟場保之[フナバヤスユキ]
1962年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位修得退学。大阪大学大学院文学研究科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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