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出版社内容情報
本書では、まわりから「ふしぎ」ととらえられがちなアスペルガー症候群[高機能自閉症]の子どもの行動を取り上げ、本人がみずからのことばでその行動の理由と思いを語ります。本人がどう感じているかを語ってもらうことで、アスペルガー症候群の子どものまわりの子どもたちや大人たちが、「ああそうなのか」と、自然と納得し、具体的かつ身近なものとして障害を知るための絵本です。認知の特性からくる、そうせざるを得ない理由がわかれば、対応方法もわかってきます! 2006年の刊行より好評を博すロングセラー絵本に制度改正や新たな知見を加え改訂。
目次
第1章 どうしよう!?こんなとき(つよしくんの場合 授業に集中できない;つよしくんの場合 思いどおりにならないとパニック;えりかさんの場合 会話がかみあわない;えりかさんの場合 グループ活動ができない;あきらくんの場合 100点でないと気がすまない;あきらくんの場合 ドッジボールができない;ふりかえってみよう)
第2章 アスペルガー症候群って何?(アスペルガー症候群は自閉スペクトラム症のひとつ;脳のはたらきに原因があるようだ;アスペルガー症候群の人のとくちょう;じょうずにつきあっていくために)
著者等紹介
内山登紀夫[ウチヤマトキオ]
精神科医師。専門は児童精神医学。順天堂大学精神科、東京都立梅ヶ丘病院、大妻女子大学人間関係学部教授、福島大学大学院人間発達文化研究科学校臨床心理専攻教授を経て、2016年4月より大正大学心理社会学部臨床心理学科教授。2013年4月より福島県立医科大学会津医療センター特任教授併任。よこはま発達クリニック院長、よこはま発達相談室代表理事。1994年、朝日新聞厚生文化事業団の奨学金を得て米国ノース・カロライナ大学TEACCH部シャーロットTEACCHセンターにて研修。1997~98年、国際ロータリークラブ田中徳兵衛冠名奨学金を得てThe center for social and communication disorders(現The NAS Lorna Wing Centre for Autism)に留学。Wing and Gouldのもとでアスペルガー症候群の診断・評価の研修を受ける
安倍陽子[アベヨウコ]
臨床心理士。安田生命社会事業団(現:明治安田こころの健康財団)子ども療育相談センター、横浜市南部地域療育センターで、発達障碍の子どもの評価、療育と家族の相談にあたる。現在は、横浜市東部地域療育センター診療部心理士。1993~94年、朝日新聞厚生文化事業団の奨学金を得て、米国ノース・カロライナ大学TEACCH部ウィルミントンTEACCHセンターにて研修を受ける
諏訪利明[スワトシアキ]
公認心理師。社会福祉法人県央福祉会県央療育センターで発達障碍の子どもたちの療育とその家族の相談にあたる。同法人海老名市立わかば学園園長等を経て、2012年より川崎医療福祉大学准教授、2015年より同大学院指導教員。1993~94年、朝日新聞厚生文化事業団の奨学金を得て、米国ノース・カロライナ大学TEACCH部シャーロットTEACCHセンターにて研修を受ける。TEACCH公認上級コンサルタント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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