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シリーズ・アメリカ研究の越境
アメリカの文明と自画像

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  • サイズ A5判/ページ数 326,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623046775
  • NDC分類 253
  • Cコード C3330

内容説明

今、世界に君臨しているアメリカは、共通の過去でなく共通の未来で結ばれる社会として出発し、先住民を征服し多様な人々を迎え入れながら、独自の文明社会として膨張してきた。このアメリカを問うことは、今日、ますます全世界の重要課題となっている。アメリカ的基準が優越性を持つ普遍的モデルとして全世界に押しつけられようとしているからである。本書は「アメリカとは何か」という総論的な問いに挑戦する冒険的な試みである。

目次

今「アメリカの世紀」のアメリカとは何かを問う
第1部 統合の論理としての伝統的アメリカ文明論(宗教的使命感と理想に燃えるアメリカ;アメリカ社会と反知性主義;異端の歴程―共和国アメリカにおける南部 ほか)
第2部 新しいアメリカ人像の模索(戦争とアメリカ化―第一次世界大戦と多元的国民国家統合;マイノリティー集団の自画像とアメリカ像の変容;多文化主義教育におけるアメリカ像の変容)
第3部 世界のアメリカ像(トクヴィルからネグリまで―ヨーロッパ思想におけるアメリカ;約束の地と堕落した女―アラブ知識人の見たアメリカ)
自画像は炸裂する―複数のアメリカ、無数の文明

著者等紹介

上杉忍[ウエスギシノブ]
1945年中国・大連生まれ。1975年一橋大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。横浜市立大学国際総合科学部教授

巽孝之[タツミタカユキ]
1955年東京都生まれ。1987年コーネル大学大学院文学研究科博士課程修了(Ph.D.)。慶應義塾大学文学部英米文学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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