出版社内容情報
【内容】
フロイト、ユング、ロジャースと日本の臨床心理学は次々と外国からの技法を取り入れてきました。しかし、学生が臨床心理学を学ぶ際にどこから手を着けてよいのかがわかりにくい状況にあります。
本書は初学者がわかるように、アセスメント、技法、療法などを一つひとつわかりやすく説明しながら、しかも体系的に学べるよう配慮しました。
【目次】
一 臨床心理学とは何か
１ 臨床心理学の理念
２ 臨床心理学の全体構造
３ 臨床心理学の実践活動
４ 臨床心理学の研究活動
５ 臨床心理学の専門活動
６ 世界の臨床心理学の歴史
７ 日本の臨床心理学の歴史
コラム
１コラボレーション
２エンパワーメント
３エビデンスベイスト
４生物心理社会モデル
５社会構成主義
二 アセスメント1：方法
１ アセスメントとは何か
２ 面接法
３ 検査法1：質問紙法
４ 検査法2：投影法
５ 検査法3：知能検査
６ 検査法4：神経心理学検査
７ 観察法
８ 行動（機能）分析
９ 生態学的アセスメント
10 初回面接
三 アセスメント2：異常心理学（介入の際の留意点も含む）
１ 異常心理学とは何か
２ 精神症状の分類：DSMを中心に
３ 精神症状と薬物療法
４ 統合失調症（精神分裂病）
５ 気分障害
６ 不安障害
７ 身体表現性障害と解離性障害
８ 性障害・性同一性障害
９ 摂食障害
10 人格障害
四 アセスメント3：発達臨床心理学（介入の際の留意点も含む）
１ 生涯発達
２ 乳幼児期の心理的問題
３ 知的障害
４ 自閉症
５ 学習障害
６ 注意欠陥／多動性障害
７ 虐 待
８ 児童期・思春期の心理的問題
９ 不登校
10 いじめ
11 青年期の心理的問題
12 中年期の心理的問題
13 老年期の心理的問題
14 家族の発達
五 介入1：理論モデル
１ 介入：統合的視点
２ 精神分析
３ 分析心理学
４ 行動療法
５ クライエント中心療法
６ 認知行動療法
７ 家族療法
８ コミュニティ心理学
９ ブリーフ・セラピー
10 ナラティヴ・セラピー
11 森田療法
12 内観療法
六 介入2：技法モデル
１ 遊戯療法
２ 箱庭療法
３ 夢分析
４ フォーカシング
５ 自律訓練法
６ 動作療法
７ 催眠療法
８ 親子のカウンセリング
９ 集団療法
七 介入3：コミュニティモデル
１ 危機介入とコンサルテーション
２ スクールカウンセリング
３ 学生相談
４ デイケア
５ 心理教育
６ アサーション教育
７ HIVカウンセリング
８ 被害者相談
９ 異文化間カウンセリング
10 リハビリテーション
八 臨床心理学研究
１ 臨床心理学研究の課題
２ 質的研究
３ 事例研究
４ フィールドワーク
５ アナログ研究
６ 効果研究
７ 認知心理学的研究
８ 神経心理学的研究
９ 社会心理学的研究
九 社会的専門性
１ 臨床心理学の社会的専門性
２ 倫 理
３ 関係法規
４ 臨床心理学関連の組織
５ 臨床心理士の資格
６ 教育と訓練
７ 職域と社会的連携
８ 教育領域
９ 医療・保健領域
10 福祉領域
11 司法・矯正領域
12 産業領域
13 開 業
内容説明
日本の臨床心理学においては、現代社会や利用者のニーズに対応できる専門活動として、学問のあり方を再構築していくことが緊急の課題となっている。本書は、そのような新しい臨床心理学のあり方を、わかりやすく解説したものである。
目次
臨床心理学とは何か
アセスメント（方法；異常心理学（介入の際の留意点も含む）
発達臨床心理学（介入の際の留意点も含む））
介入（理論モデル；技法モデル；コミュニティモデル）
臨床心理学研究
社会的専門性
著者等紹介
下山晴彦［シモヤマハルヒコ］
１９５７年生まれ。東京大学大学院教育学研究科助教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anchic
tenjin
SHINO
