出版社内容情報
【内容】
人は「語る」ことによって、生の意味を見いだし、自己を変え、人と人の共同世界をつくり、世代と世代をつないでいきます。
心理学、人類学、教育学、社会学など学問の壁を超え、最先端の「物語」アプローチで来し方と行く末をむすび、ものの見方を創造的にひらいていきます。
【目次】
1 人生を物語ることの意味
2 病いの語りと人生の変容
3 喪失と生成のライフストーリー
4 「同志会」という共同の物語
5 語ることによる経験の組織化
6 頭部外傷者の〈物語〉/頭部外傷者という〈物語〉
7 旅することと人生の物語
8 生成することと人生の物語
9 生成する自己はどのように物語るのか