Minerva福祉ライブラリー<br> 防災福祉コミュニティ―地域福祉と自主防災の統合

Minerva福祉ライブラリー
防災福祉コミュニティ―地域福祉と自主防災の統合

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  • サイズ A5判/ページ数 210p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623030903
  • NDC分類 369.3
  • Cコード C3336

出版社内容情報

【内容】
阪神・淡路大震災発生当時、各自治体では震度5程度を想定したマニュアルしかなく、震度7直下型の大地震に有効な対応はできなかった。まして一般市民は大地震には全くの無防備の状態であった。巨大地震による大災害に対する危機対策は自治体も一般市民もほとんどゼロに等しい状態であったといえよう。本書では、阪神淡路大震災での著者自らの体験ふまえ、また各自治体やコミュニティにおける活動の検証をとおして危機管理の前提としてのコミュニティのあり方を提言する。あわせて少子高齢化時代における小地域社会での福祉と自主防災の統合(防災福祉コミュニティ)の有効性について考察する。

【目次】
序論 阪神・淡路大震災とコミュニティ

 第1部 大震災にどう立ち向かったか
第1章 地域社会の危機管理
    自衛隊の対応
第2章 消化ポンプなしに猛火と戦った消防団
第3章 自然水利を生かして大火を防いだ消防団

 第2部 神戸市におけるコミュニティ行政の発展
第4章 近隣住区の理念とまちづくり
第5章 神戸市のコミュニティ行政と地域福祉
第6章 福祉コミュニティの形成と発展
第7章 ふれあいのまちづくり活動の実践例

 第3部 大震災と防災福祉コミュニティ
第8章 防災コミュニティの形成
第9章 防災福祉コミュニティの構想と発展
第10章 防災福祉コミュニティの展開と問題点

むすび 大震災の教訓 

内容説明

1995年の阪神・淡路大震災発生時、各自治体では震度5程度を想定したマニュアルしかなく、震度7直下型の大地震に有効な対応はできなかった。まして一般市民は大地震には全くの無防備の状態であった。巨大地震による大災害に対する危機対策は自治体も一般市民もほとんどゼロに等しい状態であったといえよう。本書では、震災発生当時の各自治体やコミュニティにおける活動の検証をとおして危機管理の前提としてのコミュニティのあり方を提言する。あわせて少子高齢化時代における小地域社会での福祉と自主防災の統合―震災後、神戸市の提唱する防災福祉コミュニティ―の有効性について考察する。

目次

序論 阪神・淡路大震災とコミュニティ
第1部 大震災にどう立ち向かったか(地域社会の危機管理―初動態勢を中心に;消防ポンプなしに猛火と戦った消防団―神戸市市街地消防団の事例;自然水利を生かして大火を防いだ消防団―西宮市消防団の事例)
第2部 神戸市におけるコミュニティ行政の発展(近隣住区の理念とまちづくり;神戸市のコミュニティ行政と地域福祉;福祉コミュニティの形成と発展―ふれあいのまちづくり;福祉コミュニティづくりの実践例)
第3部 大震災と防災福祉コミュニティ(防災コミュニティの形成と発展;防災福祉コミュニティの構想と具体化;防災福祉コミュニティの発展と課題)