出版社内容情報
【内容】
1964年以来両国を行き来し、スウェーデン在住の著者が、単なる福祉制度の解説ではなく、その根底に流れる共通の理念を生活者の立場から紹介する。障害者や子どもの問題に深く係わってきた経験と、日本の老人ホームで自分の母親を見送った体験をふまえ、体系的にまとめたスウェーデンの高齢者福祉の現状。
【目次】
1 世界一高齢社会の街角
1 ウステルマルムと国立市
2 岡沢憲芙教授に聞く――スウェーデンから学ぶもの
3 人口経済研究所ペール・ブロメー所長に聞く――人口動態と高齢社会
4 歴史からみる老人福祉――姥捨て山と死の断崖
5 地方分権と福祉
6 ストックホルム市業務視察局ビルギッタ・ブレイレ局長に聞く――高齢者福祉について
7 地方分権・カトリーネホルム市の場合
2 変わりゆく高齢者福祉
1 世紀の社会改革・エーデル改革
2 「一般住宅」と「高齢者用住宅」
3 高齢者用住宅への入居
4 グループホーム
5 ナーシングホーム
3 最先端をいく老人科医療
1 「老人科医療」とナーシングホーム
2 ローセンルンド老人科医療専門病院
4 ホームヘルプサービス
1 ホームヘルプサービスの始まり
2 ホームヘルパーの仕事
3 ウステルマルム地区のホームヘルプサービス
4 デイケアセンター
5 高齢者の経済状況
1 エーデル改革と年金改革
2 年金生活者たち
3 ヨーロッパ諸国とスウェーデンとの比較
6 だれが高齢者介護をすべきなのか
1 家族と介護
2 市場経済下での医療と福祉
3 福祉の第一線にたつ女性たち
4 これからの高齢者福祉
スウェーデン語と日本語の対比リスト
日本語参考文献
内容説明
福祉に関して、人権をベースに壮大な実験を繰り返してきたスウェーデンは今後どこへいこうとしているのか。1964年以来両国を行き来し、スウェーデン在住の著者が、単なる福祉制度の解説ではなく、その根底に流れる共通の理念を生活者の立場から紹介する。いままで、障害者や子どもの問題に深く係わってきた経験と、日本の老人ホームで自分の母親を見送った体験をふまえ、体系的にまとめたスウェーデンの高齢者福祉の現状。
目次
1 世界一高齢社会の街角
2 変わりゆく高齢者福祉
3 最先端をいく老人科医療
4 ホームヘルプサービス
5 高齢者の経済状況
6 だれが高齢者介護をすべきなのか