人体は流転する―医学書が説明しきれないからだの変化

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人体は流転する―医学書が説明しきれないからだの変化

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  • サイズ 46判/ページ数 276p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622088905
  • NDC分類 491
  • Cコード C0040

出版社内容情報

〈生きていることは、終わりのない身体変容のただなかにいることだ。成長し回復しながら、適応し老化しながら、わたしたちのからだはどうしてもかたちを変えてゆく――そして、睡眠や記憶や学習によって、心も変わりゆく〉
生まれくること、死にゆくこと。それは始まりと終わりを意味するのではなく、どちらも人体が変わりつづけるプロセスにすぎない。それでも私たちは、古来より生と死に区切られた儚い時間のすべてを費やして、変化する身体とそれを受容する心を育みつづけてきた。
スコットランドの家庭医・フランシスの診療所にも、毎日のように変化に直面する人びとがやってくる。13歳で身ごもった少女、筋肉増強に魅せられた男性、新しい性別で生きることを決意した学者――。
今日、医学は私たちの身体をコントロールすることにおいて前例のない力を持っているが、その力にも限界がある。私たちは、けっして避けることのできない「変わりゆく自分」とどう共生してゆけばよいのだろうか。患者たちとのエピソードに、歴史・芸術・文学・神話の知識を織り交ぜながら鮮やかに描く、臨床医学的博物誌・第2弾。

内容説明

今日、医学は私たちの身体をコントロールすることにおいて前例のない力を持っているが、その力にも限界がある。私たちは、けっして避けることのできない「変わりゆく自分」とどう共生してゆけばよいのだろうか。患者たちとのエピソードに、歴史・芸術・文学・神話の知識を織り交ぜながら鮮やかに描く、臨床医学的博物誌・第2弾。

目次

変わりゆくものを見つけに
狼人間―満月に激越をきたす
懐胎―存在する理由その一と二
睡眠―夢のありか
ボディビルディング―たぎる血の行方
頭皮―角と恐怖と栄光と
誕生―心臓を手直し
若返り―若さと美しさの錬金術
タトゥー―変貌の術
拒食症―自制にとらわれて
幻覚―魔境をかいま見る
思春期―大人へのフルスロットル
妊娠―この上なく行き届いたわざ
巨人症―トリノにそびえし者たち
ジェンダー―テイレシアスを生きる
体内時計―脳のたもつ空
接骨―治療という解を求めて
更年期(メノポーズ)―女神の三つめの顔
去勢―希望と愛と犠牲と
笑い―徳は涙のそばに
義肢―ヒューマニティ2.0
記憶―忘却の宮殿
死―生の祝福
変わりゆく世界に抱かれて

著者等紹介

フランシス,ギャヴィン[フランシス,ギャヴィン] [Francis,Gavin]
1975‐。エディンバラ在住の医師、作家。七大陸を踏破した冒険者の顔ももつ。著書にEmpire Antarctica:Ice,Silence&Emperor Penguins(Chatto&Windus、2012、スコティッシュ・ブック・オブ・ザ・イヤー受賞)、『人体の冒険者たち―解剖図に描ききれないからだの話』(みすず書房、2018、ソールタイア・ノンフィクション・ブック・オブ・ザ・イヤー、BMAブック・アワーズ基礎医療部門賞、英5紙誌のブック・オブ・ザ・イヤー、BBC Radio4ブック・オブ・ザ・ウィーク受賞)がある

鎌田彷月[カマダホウゲツ]
翻訳者、校正校閲者。出版社勤務ののち独立。渡英期間をはさみながら、編集・執筆・翻訳・校正校閲などに従事

原井宏明[ハライヒロアキ]
原井クリニック院長、株式会社原井コンサルティング&トレーニング代表取締役。精神保健指定医。日本認知・行動療法学会代議員・専門行動療法士。MINTメンバー。日本動機づけ面接協会代表理事。1984年岐阜大学医学部卒業、ミシガン大学文学部に留学。国立肥前療養所精神科、国立菊池病院精神科、医療法人和楽会なごやメンタルクリニックを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

DEE

11
睡眠や妊娠、ジェンダーから死に関することまで、自身の患者を通した経験と様々な分野からの視点で記したエッセイ。 タイトルにもあるように、それが良い方向かどうかはともかく人体はこの瞬間も変化し続けている。東洋医学でも気の流れが止まると死とされる。その変化に敏感でいることって心身の健康のためには大切なことだと自分は考える。 ちなみに恐怖やストレスで白髪になる原因として本書に書かれている理由は間違い。ちょっと前に仕組みが解明されたので興味のある方は是非。2020/10/04

takao

1
ふむ2021/11/26

みつ。

0
ギャヴィン・フランシス『人体は流転する』#読了 お医者さんのエッセイ(のようでフィクション)なんだけど文学知識もそのほかの知見も深すぎてエピソードも興味深くてクッソ面白かったからあらゆるジャンルにインスピレーションをくれるから創作者は読むといいと思いました2023/06/28

かんちゃん

0
臨床医学的博物誌。 気持ち悪くなるぐらいに具体的な描写でびっくりしました。 人間の身体は不気味ですね。2023/04/17

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