意識と感覚のない世界―実のところ、麻酔科医は何をしているのか

個数:
電子版価格
¥3,080
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

意識と感覚のない世界―実のところ、麻酔科医は何をしているのか

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2024年04月27日 05時27分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622088660
  • NDC分類 494.24
  • Cコード C0040

出版社内容情報

2012年、権威ある医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』は、その200年の歴史において掲載した論文のなかから、もっとも重要な一本を選ぶ読者投票を行った。X線写真や抗生物質の発見など、その後のあらゆる画期的な進歩に関する論文を抑えて読者が選んだ「栄えあるベストワン」は、1846年に掲載されたエーテル吸入による初めての無痛手術についての論文であった。
今日では、麻酔は脳や心臓の手術から虫歯の治療にいたるまで、医療現場になくてはならないものになった。しかし、発見から170年以上が経ったいまでも、麻酔薬が私たちに作用するメカニズムは多くの謎に包まれたままなのだ。
メスで身体を切り刻まれているあいだ、痛みを感じないのはなぜなのか? 手術のあと、何事もなかったように目を覚ますことができるのはなぜなのか? 3万回以上の処置を行ってきた麻酔科医が、麻酔薬の歴史から麻酔科医の日常までを描く、謎めいた医療技術をめぐるノンフィクション。

内容説明

2012年、権威ある医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』は、その200年の歴史において掲載した論文のなかから、もっとも重要な一本を選ぶ読者投票を行った。読者が選んだ「栄えあるベストワン」は、1846年に掲載されたエーテル吸入による初めての無痛手術についての論文であった。今日では、麻酔は脳や心臓の手術から虫歯の治療にいたるまで、医療現場になくてはならないものになった。しかし、発見から170年以上が経ったいまでも、麻酔薬が私たちに作用するメカニズムは多くの謎に包まれたままなのだ。メスで身体を切り刻まれているあいだ、痛みを感じないのはなぜなのか?手術のあと、何事もなかったように目を覚ますことができるのはなぜなのか?3万回以上の処置を行ってきた麻酔科医が、麻酔薬の歴史から麻酔科医の日常までを描く、謎めいた医療技術をめぐるノンフィクション。

目次

深い眠り
麻酔科医のコマンドセンター
五つのA
線路のような麻酔記録
マスクの恐怖
絶飲食
心臓の鼓動
特別変わった患者
つきまとうミス
待たされる側になると
折り鶴
囚われた脳
目で見て、やってみて、教えてみよ
覚醒
安全な旅路

著者等紹介

プリスビロー,ヘンリー・ジェイ[プリスビロー,ヘンリージェイ] [Przybylo,Henry Jay]
シカゴ在住。ノースウェスタン大学医学部麻酔科准教授。麻酔科医として軍医を務め、現在は小児科を専門とし、年間1000人以上の子どもに麻酔処置を行っている。また、ガウチャー大学においてクリエイティブ・ノンフィクションのMFAを取得している

小田嶋由美子[オダジマユミコ]
翻訳家。明治大学大学院法学研究科修了

勝間田敬弘[カツマタタカヒロ]
大阪医科大学外科学講座胸部外科学教室教授。心臓血管外科専門医。東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所循環器外科、英国ジョンラドクリフ病院心臓外科(1996‐2000)などを経て現職。7000例を超える心臓血管外科手術に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

68
本書を手にしたのは、自身、部分はもちろん全身麻酔も幾度となく体験してきたからだ。麻酔明けの猛烈な吐き気もそのたびに。その際の看護師の冷淡な対応…。2023/06/14

ことちん

20
今年の正月明けに全身麻酔で手術を受けた。20数年前にも全身麻酔で手術を受けたが、今回の麻酔はズバッと効いてバチッと目覚める感動ものの体験だった。その間意識全くナシ。考えれば考えるほど麻酔の有り難みを感じ興味が湧いた。 著者はアメリカの小児専門麻酔医なので子供の麻酔の話が中心だが、私が手術前から終るまでに麻酔的にどんな事が行われていたのかが分かり面白かった。術前絶食の重要さも知った。 麻酔というのは発見されてから170年経っても、そのメカニズムは謎に包まれているらしい。 確かに不思議な体験だった。2020/03/13

くさてる

17
アメリカの麻酔科医による、麻酔の歴史や麻酔にまつわるもろもろの事象、と麻酔科医としての仕事についてのエッセイ集。私も経験ありますが、全身麻酔の経験がある人ならなるほどと思える興味深い記述が多かったです。文体は堅く、教科書的ではありますが、こどもの手術を担当した話がメインなので、そこがとても新鮮で、なおかつドラマ性がありました。面白かったです。2020/05/30

みつけるちゃん

7
全身麻酔にかかることを「眠る」と慣習的に呼ぶけれど、考えてみれば別物だ。通常の睡眠中なら腕をつねられでもすれば痛みを感じるし、何より眠っていたという実感が起床時にはあるのだから。生まれてこのかた途切れず続いてきた時間の先に、まったくの空白を人為的に作り出すのだから、「麻酔科医は患者の心から何かを盗む」というのも一理ある気がしてしまう。2020/06/29

mft

7
麻酔科医の語る「私の仕事」というような内容。たしかに知らない世界なので目新しくはあるのだが、そういう内容は導入部だけで麻酔「について」の本だろうと思って読み始めたので若干肩すかし感があった2020/04/06

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/14743619
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。