理想の教室
ビートルズとは何だったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784622083139
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C1373

内容説明

60年代、文化が様変わりした過程に、ビートルズの音楽・存在は、どんなふうに絡んでいるのか。音楽・映像・メッセージを通して、音楽が世界を変えていく光景と、世界が変わっていく中を生きるリアリティを描く。ワイルド&エキサイティングなライヴ感がはじけ情報を積み上げても見えてこない“時のうねり”が実感できる。

目次

第1回 世界史の中のビートルズ(世代間ギャップの時代のヒーロー;ビートルズの生い立ち;ビートルズ現象 ほか)
第2回 ビートルズの音楽革命(「ドレミの歌」と「ドレミじゃない歌」;うたのルーツへゲット・バック;学校音楽と黒人 ほか)
第3回 オール・トゥゲザー・ナウ!(ビートルズと国際情勢;ミシシッピー州の出来事;衛星がもたらす光 ほか)

著者等紹介

佐藤良明[サトウヨシアキ]
1950年生まれ。東京大学教授。専門はアメリカ文学、ポピュラー音楽文化論、メディア文化論。現代アメリカの文学・文化・音楽を起点にした研究・評論を行う一方、大学の英語の授業改革に取り組んできた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

下町ロコモーティブ

7
*DVDや音楽を使い「ビートルズとは何だったのか」をテーマとする大学授業風景を描く著書。冒頭でビートルズとSMAPを比較したり、ピアノの鍵盤を登場させビートルズ音楽を分析したり、英語の歌詞を解説したり、こんな授業だったら今からでも受けてみたいな。2016/07/21

えりすこ

7
歴史と重ね合わせてビートルズを論じた本。参考音源だの参考映像だのを見ながらの授業形式で進んでいくので、最初はなんじゃこりゃ、こんなのありか、と思いましたが、進んでいくにつれ夢中で読むことに。面白いけど、ビートルズやその周辺についてそれなりの知識がないと辛いのかもしれない。2015/10/17

ロマンチッカーnao

4
人種差別を超えるとか、性別を超えるとか、階級の違いを超えるとか、貧富の差を超えるとか言うことはあるかもしれないけどれど、ビートルズのすごさはそんなもんじゃなかった。人種は性別、階級、貧富、国家などの違いを引っこ抜く。超えるんじゃなくて。。その差そのもを引っこ抜いてなくしてしまう。人種ごとで違う音楽文化がったけれど、階級によって聞く音楽が違っていたけれど、性別でも、貧富でも国でも・・そんな違いを全部なくして、世界中の音楽を聴ける環境にある人、全員がビートルズに夢中になった。その事がよくわかる本でした。良書。2015/02/03

_apojun_

3
図書館本。ビートルズを通じて世界史的な観点や音楽理論までビートルズの影響を大学の講義風にまとめている本。 残念ながらビートルズをリアルタイムに経験するにはちょっとだけ遅かったんだけど、彼らの存在というのはやっぱり音楽というジャンルにとどまらなかったんだろうな、と認識。 もし、自分がその中にいたらどんなアクションを取ったんだろうと想像するのも楽しかった。 ちなみに私はビートルズより先にウイングスを知って、そこから洋楽に目覚めたという変な過去の持ち主です。2023/04/20

FlowerLounge

2
しっかりと勉学でありつつも楽しい。しかもちょっと食い足りない内容で、これ以降は自分で調べてみてねって感じの余白の残し具合(と参考文献の紹介)がさすが本職、うまいですねぇ。☆52014/03/18

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