内容説明
世紀末ウィーンは「安定の黄金時代」だったのか?精神の世界都市の内部に潜入し、クラウスやフロイトからクリムトまで、天才たちのドラマを描いた列伝集。
目次
1 ウィーンの世紀末(生きた石像;市民の時代;『夢判断』の世界;気むずかしい男たち;神話の季節)
2 世紀末の肖像(二つの顔―クリムト;すべては生きながら死ぬ―シーレ;変貌記―ココシュカ;ピエロの帰還―ビアズリー;人工楽園の花の香―バイロス ほか)
著者等紹介
池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。エッセイスト。1966~96年、神戸大、都立大、東大でドイツ語、ドイツ文学の教師。その後は文筆業。主な著書に『ゲーテさんこんばんは』(2001年・集英社・桑原武夫学芸賞)など。主な訳書はゲーテ『ファウスト』(1999年・集英社・毎日出版文化賞)、『カフカ小説全集』(全6巻・2000/2002年・白水社・日本翻訳文化賞)など
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