池内紀の仕事場〈1〉世紀末の肖像

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  • サイズ B6判/ページ数 294p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622081319
  • NDC分類 081.6
  • Cコード C0395

内容説明

世紀末ウィーンは「安定の黄金時代」だったのか?精神の世界都市の内部に潜入し、クラウスやフロイトからクリムトまで、天才たちのドラマを描いた列伝集。

目次

1 ウィーンの世紀末(生きた石像;市民の時代;『夢判断』の世界;気むずかしい男たち;神話の季節)
2 世紀末の肖像(二つの顔―クリムト;すべては生きながら死ぬ―シーレ;変貌記―ココシュカ;ピエロの帰還―ビアズリー;人工楽園の花の香―バイロス ほか)

著者等紹介

池内紀[イケウチオサム]
1940年、兵庫県姫路市生まれ。ドイツ文学者。エッセイスト。1966~96年、神戸大、都立大、東大でドイツ語、ドイツ文学の教師。その後は文筆業。主な著書に『ゲーテさんこんばんは』(2001年・集英社・桑原武夫学芸賞)など。主な訳書はゲーテ『ファウスト』(1999年・集英社・毎日出版文化賞)、『カフカ小説全集』(全6巻・2000/2002年・白水社・日本翻訳文化賞)など
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感想・レビュー

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minamimi

2
19世紀末の辺りの本を見つけると読むようになって、手に取った本。ウィーンの世紀末はやっぱり独特で、クリムトやシーレ、フロイトやヴィトゲンシュタインなどの名前が浮かぶけれど、他にもたくさんの人物を知った。カフェからウィーンの市井の人々を綴った文士たち。オペレッタの流行。オーストリア=ハンガリー帝国の崩壊から第一次世界大戦への流れ。文章も好みだった。2020/12/20

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