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実践感覚〈2〉 (新装)

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  • サイズ B6判/ページ数 266,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622049968
  • NDC分類 361
  • Cコード C1010

出版社内容情報

第2巻〈実践の論理〉は、前巻の理論編に対するいわば応用編。認識論的な〈錯認〉〈否認〉を回避し、由来するメカニズムを含めて社会的事象を抽出しようとする社会学的実証の到達点を示している。『ディスタンクシオン』と並ぶブルデュの主著。 1990年初版    全2巻

内容説明

アルカイックな社会の日常生活における「実践」を記述。概念による照明で、新たな「意味」が浮かび上がる。

目次

第2部 実践の論理(土地と結婚戦略;親族の社会的用法;アナロジーの悪魔;家または転倒した世界)

著者等紹介

ブルデュ,ピエール[ブルデュ,ピエール][Bourdieu,Pierre]
1930年フランスのダンガンに生まれる。1951‐54年高等師範学校に学び、哲学の教授資格を取得。1958‐60年アルジェ大学、1960‐61年パリ大学、1961‐64年リール大学で、助手・講師を勤め、1964年社会科学高等研究院教授、1981年コレージュ・ド・フランス教授に就任。ヨーロッパ社会学センターを主宰する。2002年歿

今村仁司[イマムラヒトシ]
1942年岐阜県に生まれる。1970年京都大学経済学部大学院博士課程修了。元東京経済大学教授。2007年歿

福井憲彦[フクイノリヒコ]
1946年東京に生まれる。1973年東京大学大学院博士課程修了。現在、学習院大学教授

塚原史[ツカハラフミ]
1949年東京に生まれる。1979年早稲田大学大学院博士課程修了。現在、早稲田大学教授

港道隆[ミナトミチタカシ]
1953年北海道に生まれる。1981年東京外国語大学大学院修士課程修了。1987年パリ第一大学博士課程修了。現在、甲南大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまやま

6
下巻では実践の論理ということですが、ブルデューの調査対象であったカビリアのアルカイックな社会の日常生活ーそこでの慣習的行動が記述されています。こう書くとレヴィストロースを思い浮かべるひとも多いと思います。ブルデューは結婚―親族調査や時系列調査、具体的には血縁や住居の構造、日用品の使い方といった調査からそこで暮らす人々のハビトゥスを抽出し、構造化していきます。現在の目から見るとその諸概念(抽象化)は正否が軽々しく言い難いところですが、自らも一つの章をアナロジーの悪魔と題して、その認識に留保をつけています。2021/01/21

ハチアカデミー

1
「2」では社会の構造とその生成過程が考察される。「土地の所有」による資本の形成、「結婚」による継承、それらの社会的構造ゆえの犠牲が指摘される。「ハビトゥスは、確立された秩序とその秩序の守り手の命令に対する、すなわち先人に対する「自発的」従属を内包している」。この順応主義から脱却するためには、自分の実践感覚を絶対視せず、問い直し続けなければならない。最後「アナロジーの悪魔」では、AとBに類似を見出すアナロジーが、恣意的な思考にも関わらず固定化・社会化されることで「合法性」、説得力を持つ過程が考察される。2015/10/12

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