出版社内容情報
19世紀後半の革命と反革命の間を揺れ動く政治的ロマン主義。古典であり卓抜な思想把握である。
目次
緒論
1 外的状況
2 ロマン主義精神の構造(実在の探究;ロマン主義の機会原因論的構造)
3 政治的ロマン主義
むすび 政治的現象の随伴情感としての政治的ロマン主義
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
D.Okada
2
原題Politische Romantik。ロマン主義というテーマはそれ自体とても難しくて、とても1回読んだだけでは消化できない。ところどころ、法学者としてのシュミットの顔を垣間見れる思想書であるが、アダム・ミューラーやシュレーゲル、ノヴァリース、バークなどについて、精緻な分析が散見され、シュミットらしい繊細さが滲み出ているように思う。キーワードの一つはoccasionellあるいはoccasio。現実世界と可能世界の対比。時間を見つけて再読しよう。2012/04/05
madofrapunzel
0
ー 途中で飽きた(>_<) ちょっと退屈。いつか読む日は来るのか!?2012/01/06