コレクション滝口修造 〈1〉 幻想画家論・ヨーロッパ紀行1958・自らを語る

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  • サイズ A5判/ページ数 525p/高さ 22X17cm
  • 商品コード 9784622043911
  • NDC分類 708
  • Cコード C1370

出版社内容情報

現代日本の芸術のあらゆるジャンルに深い影響を与えた瀧口修造。シュルレアリスムをその生誕とともに生き、真の創造する人でもあった。この巨人の半世紀をこえる全仕事を14冊のコレクションに集成。

目次

1 幻想画家論(ボッス;グリューネウァルト;ピエロ・ディ・コジモ;ラ・トゥール;ルドン;ゴーギャン;アンソール;ムンク;スーティン;クレー;エルンスト;デュシャン)
2 ヨーロッパ紀行―1958(ヴェニス・ビエンナーレ展に出席して;ヴェニス国際美術展;ダリを訪ねて スペインのちぎれた旅行記;クレー巡礼 スイス日記抄;アンドレ・ブルトンの書斎;フォンターナ訪問記;アンリ・ミショーを訪ねる;イッテン氏の作品を見て;見えない出会い アルベルト・ジァコメッティ;アントニオ#タピエス;バウル・クレー展の意義;ルチオ・フォンタナ;スタインバーグの『新しい世界』 ほか)
3 自らを語る(超現実主義と私の詩的体験;美術評論家の某日メモ;自成蹊;西脇さんと私;私の一冊『近代芸術』;ハーバート・リードのこと;日録;遺書)
インタビュー(日本のアバンギャルド;シュルレアリスムと時代)
対談 ブサイの鳥とニルヴァーナと〔ほか〕
滝口修造・自筆年譜および補遺

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

 

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再読。「アクチュアリテの中を通したい」というように、唯物論研究会との関りなど、「マルクス主義の陣営に飛び込んでは行かなかったけれど、すぐ隣にいる」というように日本に於てシュルレアリズムが「技術」論的に受容/変容される中で、竹中久七と同じようにその精神性を受け継ごうとした。興味深く読んだのは、栗津則雄との対談で、ブルトンの「至高点」と比較しながら瀧口の詩法が「書く」という行為によって「『至高点』を、近づきえないものとして打ち立てようとする、逆説的な企て」というのはあまりにも正しい。2018/02/17

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