出版社内容情報
『ニッポン国古屋敷村』の天才監督が最晩年に訳し遺した、ドキュメンタリー映画創始者の回想録。
内容説明
本書は、偉大な芸術家ロバート・フラハティについて、彼の協力者でもあった夫人のフランシスによって、「フラハティの生き方」が学ばれ、継承されることを希望して書かれたものである。フラハティの映画と同様に、この本は彼らをつき動かしてきた思想と精神の両面において重要なものである。それは禅の公案のように単純ではあるが、そこには映画の歴史のみならず、芸術の美学と哲学もある。
目次
ある映画作家の旅―ロバート・フラハティ物語
見ること/見せることの度合―ロバート・フラハティと小川紳介(山根貞男)
ロバート・フラハティ略年譜