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内容説明
この町の悲劇は終わっていない。包囲され、脅かされ、分割の危機に瀕している。1993年夏、内戦の地から世界に呼びかける、文学者のルポルタージュ。
目次
エリート狙撃兵
ネズミの穴にて
病院、墓地、オスロボジェーニエ
戦慄の記憶
記憶殺し
サバイバル〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koz
4
「世論は「諦め」という一種の昏睡状態に陥り、反応を示さなくしまっている」この時点でボスニア国民の死傷者30万人、連れ去られた者183万人。民族浄化に対し国連,EC,NATOの腰は重い「西欧世界にはもう私達に倫理を説く資格などないでしょう。民族浄化の張本人たちはナチのモデルを踏襲して〜何の罪にも問われない」セルビア人勢力に包囲された93年7月のサラエヴォは狙撃の恐怖の中。ビシェグラード、ゴラジュデ、ブルチコその他様々な場所で起こった同じ街に住む人間による虐殺レイプ、蛮行の記録にヒトの恐ろしさを見る。2014/10/04
relaxopenenjoy
1
図書館で何気なく手に取った本。スペイン人作家による内紛下サラエヴォ滞在中の記録。旧ユーゴスラヴィア、ボスニア内紛(“民族浄化“等)の知識がほぼ無く人名地名等苦労したけど、メモを取りながら読む。地図が欲しかった。今は平和が訪れていることを願ってやまない。もっと知りたくなったし、エミールクストリッツァの映画もまた見ようと思う。2020/04/07
鈴と空
0
2006年以前