出版社内容情報
人間と世界をめぐる逆説を描き、新たな存在論を示した晩年の未完の大著。
2001年9月10日復刊・発売
内容説明
本書は、『見えるものと見えないもの』の未完の草稿群と、晩年の「研究ノート」から成る。ここで著者は、『行動の構造』や『知覚の現象学』で到達した自らの思想に根底的批判を加え、新たな存在論を示そうとする。
目次
見えるものと自然―哲学的問いかけ(反省と問いかけ;問いかけと弁証法;問いかけと直観;絡み合い―交叉配列)
補遺(前客観的存在―独我論的世界;現前)
研究ノート(1959年1月~1961年3月)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しょ~や
1
非常に難しい。分かった部分のあるようなないような。用語が難しいこと、フランス語などの使い分けに著者が含めたであろう意味が推察できないことが理解を一層困難にしている。2015/12/30
Shinya Mizuno
1
知覚の現象学に続いて2冊目。残念ながら今回も理解できずに読了。ただ、両義性に関してすこしだけ消化できた所があったかも。何度も読まないと分からないですね。人を見ることは、見られていない時にしか出来ない。見つめ合うことは、大体において緊張感を持つ。なるほど。2013/03/19
有沢翔治@文芸同人誌配布中
0
セザンヌとダヴィンチの比較検討。2011/06/18