出版社内容情報
認知革命を先導したアメリカの心理学者の回想、ヤーコブソン、ピアジェ等との生きられた思想史。
内容説明
本書は、ブルーナーの知的自伝である。知覚や思考の専門家が、自分の半生をどう認知するか―。2歳まで盲目だったこと、ユダヤ人であること、新しい実験の興奮、著書の背景、結婚と離婚、2人の子供たちとの探検、ハーヴァードからオックスフォードへ大西洋をヨットで赴任したこと……。これまで著者は日本では、教育心理学者としてのみ知られてきた。いくつもの顔をもつブルーナーの全貌が、いまはじめて明らかになる。
目次
1 遠い記憶のおもちゃ箱
2 大学へ
3 ハーヴァードの大学院
4 戦時中―そして帰郷
5 世界3での生活
6 盗み見る眼
7 心への方向転換
8 心はいかにはじまるか
9 世界とことば
10 新しいカリキュラム
11 意識という装飾
12 気前のよい人びと
13 大学での生活
14 ダ・カーポ