グーテンベルクの銀河系―活字人間の形成

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グーテンベルクの銀河系―活字人間の形成

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  • サイズ A5判/ページ数 486,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784622018964
  • NDC分類 749.04

出版社内容情報

活版印刷の発明は人間の知覚と精神をいかに変えたか。活字の過去と未来を検証・予測する大著。

内容説明

グーテンベルクによる印刷技術の発明は、人間の歴史と文化にたいし、いかなるインパクトを与えたか。書物(活字)を読むという行為は、人間の知覚=精神をどのように変容させたのか。口語文化と活字文化はどう違うのか。本書は、これらの疑問にたいするマクルーハンの詩的洞察に満ちた応答である。著者は、西欧近代の形成において印刷技術が果たした決定的な役割を詳細に検証してゆく。

目次

グーテンベルクの銀河系(リア王が;人間は剥奪されることで;第三次元の苦悩は、『リア王』の;表音文字技術が精神構造として;精神分裂病は文字使用の;「文字」のようなメディアの;文明は未開人、もしくは部族的人間に;現代の物理学者にとって;電子技術による新しい相互依存は;文字使用はアフリカ人の ほか)
再編成された銀河系またの名、個人主義社会における大衆状況

著者等紹介

マクルーハン,マーシャル[マクルーハン,マーシャル][McLuhan,Marshall]
1911‐1980。カナダのアルバータ州エドモントンに生れる。マニトバ大学で機改工学と文学を学んだ後、英国ケンブリッジ大学のトリニティー・カレッジに留学。F.R.リーヴィス,I.A.リチャーズを識る。帰米後1937年、カトリックに改宗。1942年、エリザベス朝の詩人トーマス・ナッシュについての論文で博士号を取得。アメリカのウィスコンシン大学やセントルイス大学をはじめ諸大学で教鞭をとり、1946年にカナダのトロント大学教授となる

森常治[モリジョウジ]
1931年生れ。1956年早稲田大学第一文学部英文科卒業。1961年同大学院文学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授。著書『文学記号の空間』(「平林たい子賞」受賞、こびあん書房,1986)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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サイバーパンツ

13
口語文化から文字文化への移行に伴う知覚・思想の変化について。口語文化では聴覚・触覚的な特性が中心であったが、印刷技術の登場と共に中心は視覚的特性に変わった。しかし、テレビ・コンピュータなどの電子メディアが登場すると、口語文化的特性である聴覚・触覚的な特性が再度復権してきた。マクルーハンはこの電子メディアに希望を見ており、そのことをより深く掘り下げ、次なる著作『メディア論』へと繋げていった。2016/07/22

roughfractus02

7
整列した「兵隊」(=活版文字/グーテンベルクの言葉)に沿って、因果の直線上で考える読者に対し、メディアは表現形態であることを意識させるように、著者は「モザイク」状に論を展開する。すると、触知的把握と声、ロゴグラムの発明と声と文字の対応(音読)、印刷文字と声と文字の分離(黙読)、「電子回路技術」による電子の声(ラジオ、テレビ)のように時間の線状に変換しながら、「モニターのバックライトに文字が浮かぶ現代は「活字」への回帰なのか?」と問う読者に、「モザイク」的構成がニューラルネットワークの残像のように現われる。2019/06/14

しゅん

6
印刷技術が誕生してから200年の印刷のメインは新刊本ではなく古書(最初は聖書)という話が印象に残ってる。印刷が国民国家を形成したというところは『想像の共同体』を想起させる。線上に進まない展開は書物の批判であると同時に、ジョイスからの影響を思わせる。2020/06/06

nranjen

5
若干、探していた年代に関する記述とずれている。でも読んでためになった気がする一冊。論述のあり方も単元ごとこういう風に作っていけばよいのかとヒントをもらう。2018/05/26

よく読む

4
活字の誕生が人間の社会をどのように変えたかを解説する。量多いし、数ページごとにトピック飛ぶ。心折れる。本書の4割は引用である。抜粋すると、アルファベットの誕生までは文法の誤りも存在しなかったし、詩と歌も分離していなかった。言葉は口で話し耳で受けるものだった。印刷技術はアルファベット誕生による社会変化を急加速した。思考法は変わった。個人主義が進み、本の小型化はそれを後押しした。メディア自体がメッセージであり、そこに書かれるものだけが大事なのではない。2017/03/08

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