目次
現代物理学の自然像（現代物理学の自然像；原子物理学と因果則；古典的教育、自然科学および西欧の関係について）
歴史的文献と解説（近代自然科学の発端；ヨハネス・ケプラー；ガリレオ・ガリレイ；アイザック・ニュートン；力学的および唯物論的世界像の成立；力学的唯物論的見解の危機；ハインリッヒ・ヘルツ；ルイ・ドウ・ブロイ）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rigmarole
2
印象度Ｃ（訳書として）、Ｂ＋（原書の内容）。余りに酷い翻訳。原語は何だったのかを推測し、適切な訳語を当てはめ直しながら理解しなければならず、読み進めるのに非常に苦労しました。訳語が適切でないばかりか、構文も直訳的で、日本語として実に不自然。反対にカバーの要約は素晴らしく、著者の主張は明解です。現代物理学は自然そのものを対象としているのではなく人間の認識を対象としており、科学の営為は人間自身を反省することである。後半の、他の物理学者たちの著書からの抜粋も、科学観の変遷が分かりやすく効果的。改訳が待たれます。2014/06/18
