出版社内容情報
星が成長し瞬き、膨張し、爆発をし、生涯を終える。この一連の進化過程を、天文学史上の挿話を交えながら、わかりやすく解説。
内容説明
私たち人類は宇宙の中では非常に特殊な環境下で発生した生命体の一つであり、身体を形づくる原子はかつて星の一部でした。宇宙の星々の一生は、無限に深いポテンシャル井戸に引き込もうとする重力に、ガスの圧力で対抗する戦いの連続でした。私たちはその過程の副産物として生まれた核反応の生成物にすぎません。この戦いがどのように進み、終焉を迎えるのか、本書を読んだ後では世界が違って見えるでしょう。
目次
1 科学と星々
2 太陽の生き方
3 表通りの日々
4 元素のクッキング
5 星々が亡くなる日
6 亡きがらを求めて
7 宇宙を測る
8 はじまり
著者等紹介
キング,アンドリュー[キング,アンドリュー] [King,Andrew]
英国レスター大学天体物理学教授、理論天体物理学の研究グループを率いる。王立協会ウォルフソン研究功績賞受賞、素粒子物理学・天文学研究協議会(PPARC)の上席研究員を務める。また、国際会議での講演や、世界各地の研究機関に定期的に招かれている。これまで250以上の研究論文を発表、数冊の共著書がある
中田好一[ナカダヨシカズ]
東京大学名誉教授。理学博士。元東京大学木曽観測所所長。東京大学理学部天文学科卒業、同大学院理学系修士課程修了。東京大学助手、助教授、教授を経て2009年に東京大学を定年退職。専門は赤色巨星の観測的研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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白義