内容説明
画期的な流体・構造解析手法として注目を集めている粒子法の集大成。本方法では、連続体をメッシュ分割するのではなく、自由に動く粒子の集まりとして表現し、シミュレーションをおこなう。大変形や破壊を扱うことが容易で、従来の差分法や有限要素法では困難であった複雑現象のシミュレーションだけでなく、可視化技術と組み合わせることで映画やゲーム、外科手術や災害のシミュレータなどに、幅広く応用できる。開発者本人がMPS法をベースに粒子法について、基礎的な理論の解説から応用例まで紹介。読者はMPS法を中心にしながら、同時に他の粒子法についても知ることができる。MPS法による2次元流体解析コードをCD‐ROMに収録。実際にMPS法を用いた計算も体験できる。
目次
1 粒子法の概要
2 MPS法の基礎
3 非圧縮性流れの計算法
4 弾性体の計算法
5 MPS法を用いた計算例
A 2次元MPS流体解析コードの解説