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パターン・記号統合 基礎と応用―ペットロボットのペットらしさを求めて

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  • サイズ A5判/ページ数 194p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784621073551
  • NDC分類 548.3
  • Cコード C3055

内容説明

ペットロボットが人に受け入れられるにはどのような能力が必要か?三つのペットロボットの開発事例―触り心地とかわいらしさを誘うもの、生活に必要な情報を提供する便利なもの、人との心の交流を目指したもの―を紹介し、ペットロボットの最も重要な機能が、人間の意図を解釈しその解釈に基づいて人間に働きかける行為を学習すること、にあることを解き明かす。次いで、この学習機能を実現するための理論を解説し、言葉の学習には感覚(パターン)情報が不可欠であること、また感覚情報は頭の中で切り分けられそこに記号表現が対応づけられていること、この切り分けは環境との相互作用を通して頭の中で絶えず修正されていること、を解説する。パターン・記号統合とは、まさにこのメカニズムを実現することであり、その具体的アプローチをQ‐NNとシンボル発現層のアーキテクチャ、PATON、観察運動系列の認識モデル、ARTモデル、モジュール構造型ニューラルネットワーク、オントロジー、のなかで見る。

目次

第1章 序章
第2章 ペットロボット(人の心を癒すロボット;人と機械の対話と心のモデル;高齢者を支援する対話ロボット)
第3章 基礎理論(ロボットが言葉を理解するには;パターン情報処理と記号論の展開;シンボル処理と計算処理の融合―意義と課題 ほか)
第4章 応用:人間と機械のインターフェイス(ニューラルネットワークとセミオーシス;感性的デザイン過程においてパターン思考と記号思考を推進するユーザインターフェイス設計;知覚‐行為循環によるパートナーロボットとのコミュニケーション ほか)