丸善ライブラリー<br> 環境社会学のすすめ

丸善ライブラリー
環境社会学のすすめ

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  • サイズ B40判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784621051610
  • NDC分類 519
  • Cコード C0236

内容説明

社会学の中でも新しい学問領域である環境社会学は、人間をとりまく自然的、物理的、化学的環境と人間集団や人間社会の諸々の相互関係を追求するものである。と同時に、社会的事実の調査といったフィールドワークによって形成される生きた(実践的)学問でもある。本書では、わが国における第一人者が、長年にわたる国内外の数多くの調査事例を交えながら、環境問題を検討するのにこれほど適した学問がないことを提示する。

目次

序章 環境社会学の課題
第1章 環境問題の歴史
第2章 工業化、都市化と環境問題―英国を事例として
第3章 環境問題と組織・集団・個人
第4章 学問・技術と環境問題
第5章 環境運動の変遷と意義
第6章 「地球環境問題」時代の環境社会学

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

89
社会学の分野の中での環境に関する部分を取り出しているもので、最近の状況が分析されています。この本を読むと確かにフィールドワーク的な部分が多くあまり理論だけではだめなのでしょうね。ただ新書なのでもう少し一つ一つのケースを掘り下げていけたらという気がしました。ただ学問領域としては今後とも発展していく気はします。2016/06/11

Nさん

1
環境問題を考える入門書。著者は環境社会学のパイオニア。国内外の環境問題(公害)の歴史を学ぶこともできる。環境破壊・汚染がここまで酷いものだったとは。経済発展を盾にしても、どういう神経してんの?と。今でも気を緩めることなかれ、公害との闘い、環境作りへの挑戦は続く。「環境社会学」という学問は、自然科学と人間社会の相互関係を追求するもの。大きな理論を求めるのではなく、現場から得られる細やかな示唆から中範囲の理論を考えていくというスタンスか。著者の提示する「被害構造論」の図式化など、自身の研究に取り入れてみたい。2017/08/08

Sykkwn

0
学生時代に読んだ本。社会の中の問題であることを意識して扱えば環境社会学になるのだろうか、と感じながら読破。2002/12/14

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