内容説明
ピューリッツアー賞を受賞した調査報道班が解散されられてしまった。アメリカのジャーナリズムに何が起こっているのか。一年にわたる現地取材をもとに、その構造的変化を読み解く。
目次
第１部 コロンビア・ジャーナリズムスクール
第２部 アメリカの調査報道
第３部 メディアの構造的変化と調査報道の落日
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
turutaka
0
少し古い本になるが、アメリカのジャーナリズムを日本の現役ジャーナリストが追った本。著者が学ぶアメリカのジャーナリズムの学校について、アメリカの現役ジャーナリストの評価や著者自身の観察が面白い。80年代後半の不況でアメリカの調査報道が壊滅しつつある現状を丁寧に書いているのだが、その影響が30年後の今となって「フェイクニュース問題」として噴出したのではないか。日本の報道機関もどんどんお金がなくなってきているので、これから先の報道がボロボロになりそうな予感がした。2021/01/17
