内容説明
本講座は、初心者にとって良き入門書であると同時に、熟達した研究者には実験手法の視野を広げ新しい発想のヒントになるように配慮した新しいタイプの実験書である。本巻では、マイクロ波からX線に及ぶほぼ10の9乗桁に渡る波長範囲の分光測定について、光源、検出器、分光手法や測定原理、最新のトピックスなどを紹介する。
目次
第1章 分光測定は何に使われるか
第2章 光源特性および分光技術(光源の諸特性;赤外・遠赤外領域;可視および高エネルギーにおける分光技術 ほか)
第3章 いろいろな分光法を用いて何がわかるか(赤外分光で何がわかるか;価電子励起の光吸収、反射、発光および内殻励起の光吸収、反射;光電子分光 ほか)
第4章 トピックス(相転移と電子状態変化;超伝導体;金属‐絶縁体転移・磁気転移 ほか)