内容説明
本書には、コンピュータグラフィックスはもとより、風景・生物・宇宙、天気図、さらには北斎の版画やブリューゲルの絵、現代アートまで登場。フラクタルがいかに美しくかつ重要なものか、また、その背後にあり相互に絡み合って作用するダイナミックでカオティックな力がいかにして世界を織り上げているのかを、本書は印象的な写真と的確な解説で明らかにしてゆく。
目次
フラクタルの息づく惑星
ラクダとワラとフラクタル
宇宙はフラクタルとカオスの宝庫
今日の天気はカオス
点と線の間には―フラクタル次元
華麗なるマンデルブロ集合
フラクタルが作るリアルなイミテーション
カオスと対称性の絡み合い
風景を作るアーティスト―カオス
カオスから秩序が生れるとき〔ほか〕