出版社内容情報
ニュースで話題の科学ネタから、暮らしのなかにある身近な話題など、文系出身の科学記者による最新エッセイ。
内容説明
本物か、偽物か、それが問題だ。混迷の時代をわたしたちはどう生きるか。文系出身科学記者による最新エッセイ。
目次
1 博士が愛した寄生虫(物理学者の脳内宇宙;白衣を脱いで燕尾服を着る日 ほか)
2 森と薪と人(熱帯雨林にも同じ時が流れる;トンジルブタジル問題 ほか)
3 科学の光と闇を生きた学者(台所から世界へ;その名を愛せる日は ほか)
4 星空を届ける人(ハグという贈り物;花屋のチャプリン ほか)
著者等紹介
元村有希子[モトムラユキコ]
1966年生まれ。九州大学教育学部卒業。1989年毎日新聞社入社。科学環境部に配属され、2017年に科学環境部長、19年から論説委員。2006年第1回科学ジャーナリスト大賞受賞。科学コミュニケーション活動に力を入れ、富山大学、国際基督教大学などで教壇に立つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
羽
16
新聞のコラムが好きだ。旬のテーマ。素人にも理解できる、わかりやすい説明。それでいて読後に考えさせられる内容。本書は新聞のコラムのような、短い科学エッセイがたくさん掲載されている。知らない話題が豊富で読みごたえがある。上から、下から、ナナメから、さまざまな角度で物事を見られるのもいい。新聞も、科学の読みものも、ゆっくり読む暇のない今、こういった本はありがたい。科学の話ひとつひとつに、自分の意見を持ち、それを表現できる著者のような人に、わたしもなりたいと思いながら本を閉じた。2024/03/18
Go Extreme
2
博士が愛した寄生虫:興奮を透視する 人新世に生きる 4次元ポケットの未来 分からないから面白い ゼロを1にする仕事 森と薪と人:熱帯雨林にも同じ時が流れる エコ都市・江戸 破壊的イノベーション コロナ禍の恩恵 宇宙にも多様性を 痛むから生きている 科学の光と闇を生きた学者:人間らしくあること 原発が戦場になった 科学の光と闇を生きた学者 愛国心が毒ガスを生む 時ぐすり・人ぐすり 語り継ぐべきこと 星空を届ける人:まぜこぜな社会 自分らしく生きたい 座標軸を探す旅 あかるく、かるく、やわらかく2024/02/05
y
0
どういった本なのかの情報を持たずに読み始めましたが、とても楽しめました。 コロナ前〜コロナ後にわたって書かれた話で、読んでいてその当時の雰囲気が思い出されました。2024/03/14
KTakahashi
0
このような本をのんびり読める日がうれしい。2024/02/27