虫は人の鏡―擬態の解剖学

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虫は人の鏡―擬態の解剖学

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  • サイズ A5判/ページ数 209p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784620326627
  • NDC分類 486.1
  • Cコード C0045

出版社内容情報

なぜ虫は多様な色と形をしているのか。昆虫の擬態を通じて人間社会を考察する。養老孟司の思想の原点。オールカラー(写真・海野和男)。

内容説明

なぜ虫はこんな色と形をしているのか?虫の面白さは「擬態」にあり。擬態を考察すると人間がわかる。解剖学者・養老孟司の思想の原点!

目次

はじめに―情報とはなにか
なぜ虫か
カモフラージュ
警戒色
トラが出る!
目玉模様
対談 偶然か必然か
オーストラリアの虫
アフリカの虫
メタリック
気味が悪い
堅い虫
死んだふり
ダマシとモドキ
似る努力
不思議な形
蝶の斑紋
キノコムシ
雄と雌
つがいと子育て
普通種
どこにでもいる虫
雑木林の虫
虫とヒト

著者等紹介

養老孟司[ヨウロウタケシ]
1937年神奈川県生まれ。東京大学名誉教授。医学博士。解剖学者。東京大学医学部卒業後、解剖学教室に入り、東京大学教授となる。退官後、北里大学教授、大正大学客員教授を歴任。京都国際マンガミュージアム名誉館長。1989年『からだの見方』(筑摩書房)でサントリー学芸賞を受賞。『バカの壁』(新潮社)で毎日出版文化賞特別賞を受賞

海野和男[ウンノカズオ]
1947年東京都生まれ。東京農工大学で昆虫行動学を学んだあと、フリーの昆虫写真家に。主なフィールドは長野県小諸市とマレーシア。熱帯雨林の昆虫、特に擬態に興味を持ちライフワークとしている。年間100日を熱帯で撮影することを目標に世界各地で撮影を続ける。1990年、小諸市にアトリエを構え、1999年よりデジタルカメラで撮影し、コメントを付け発表する「小諸日記」を始め、現在まで毎日更新を続けている。1994年、写真集『昆虫の擬態』(平凡社)で日本写真協会賞を受賞。子ども向けの書籍を中心に150冊以上の著作がある。日本自然科学写真協会会長。小中学生のための生きものの写真コンテスト「生きもの写真リトルリーグ」実行委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アキ

86
生物の情報系は遺伝子系と神経系の2種類あり、生物は合目的的な行動をとる。虫は遺伝子系を介して本能的に行動する。ヒトは脳を介して意識的に行い、可塑性が大きいため自分の行動を自分で決めたと思い込む。脳がゲノムを真似て行動するよりはるか昔から、数十億年をかけて合目的的行動をゲノムに組み込んできたのが虫である。擬態とは長い進化の過程から生み出されたもので、それを学ぶのはヒトであり、教えてくれるのは自然なのである。マルクス・ガブリエルの「国家規模の擬態が起きている」とは社会の情報化が進んだ姿ということに他ならない。2021/05/04

shimashimaon

7
ヤマザキマリさんとの対談本を読んで、昆虫に興味が湧き、図鑑を探していて本書と出会いました。綺麗な、不思議な昆虫の写真をたくさん鑑賞できます。美しいメタリック色、気味の悪い警戒色、不思議な形etc.。枯葉の擬態など良く知られたものの他に、雌雄の形態の違いやどこにでもいる虫までもテーマにしていて面白いです。私は嫌いだった蛾(ヤマザキマリさんとの対談本にもマニアが登場する)にとりわけ惹かれています。脳のアナロジー機能、遺伝子系と神経系という二つの情報系の関係など大いに学びながら、多様な世界を眺めていきたいです。2023/02/04

ジャスミン

6
お見事に尽きる。 擬態の奥深さ。真似ること、大切にします。 養老さんの文章はとても楽しいです。 最後に出てきた、ホタルに似たゴキブリ うーん、考えさせられた2022/07/19

yooou

6
☆☆☆☆★ 養老先生初挑戦でした。とても面白い本でした。昆虫は本能によって自動的に行動していて意識とよべるものはないというのが基本スタンスなんですね。僕は人間とは異なるレベルではあるけれど意識と呼べるものがあると思うのだけど本当のところはどうなのでしょうね2022/03/18

隠者

2
写真がたくさん載ってて虫の凄さがよくわかる本。ただ、あくまで触りという感じで写真と軽い説明で「ね、凄いでしょ?」という感じで虫好きが虫の凄さを一生懸命説明してるというような。知識も何もない人間なので「うん、凄い!」で完結してしまうのは惜しいというか興味があったら別の本読みなさいと誘導されているというか。とにもかくにも虫の生体を写真を見るだけでこれだけ伝わるのだから本気で研究のし甲斐はあるのだろうと思う。こういうの見ると新種と個体差かなんて区別の付けようがないから新種が見つかるのもさもありなん。2022/01/14

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