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発明マニア

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  • サイズ B6判/ページ数 493p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620318059
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

米原万里的、ワンダーランド。絶筆の連載。究極の温暖化対策から日本人男性の誇りと自信向上計画、イビキ防止器具まで―この世の、あらゆる難問を解決する一一九の発明。

目次

夢送り込み装置
男女共同参画的便器
寿命倍増プログラム
サバイバルマニュアル
予測登録基金
発明王の最後の発明
何でもハイブリッド
モグラ型シェルター
ガキリンガル
世界は一つ人類は皆同胞戦略〔ほか〕

著者等紹介

米原万里[ヨネハラマリ]
エッセイスト、作家、ロシア語同時通訳。1950年東京生まれ。59~64年、在プラハのソビエト学校に学ぶ。東京外国語大学卒。東京大学大学院修士課程修了。ロシア語の通訳、翻訳に従事する。92年、テレビの同時通訳により正確で迅速な報道に貢献したとして日本女性放送者懇談会賞を受賞。95年、『不実な美女か貞淑な醜女か』(徳間書店・新潮文庫)で読売文学賞、97年、『魔女の1ダース正義と常識に冷や水を浴びせる13章』(読売新聞社・新潮文庫)で講談社エッセイ賞、02年、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川書店)で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2006年5月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

愛玉子

6
よくもこう次から次へとクダラナイ…おっと失礼、スバラシイ発明品を思いつくものだ。その発想の豊かさに圧倒される。分厚い上にニ段組、ちょっとびっくりするくらいのボリュームだが、一話ずつは短いのでつまみ食い的に読むのが楽しい。味のあるイラストを添えているイラストレーター、新井八代(アライヤヨ)さんはご本人というのも凝っている。非常にエネルギッシュな方だったんだな…。2009/09/08

イータン

5
まるで辞書かと見紛う程の厚さ! 一度に読むのではなく、一つ一つのコラムを時間をかけて読みたかったのだが、図書館から貸し出した本だっただけにそうもいかず。小泉の悪政時代に書かれたエッセイ。小泉が残した負の遺産にあえぐ現代を、米原万里ならどう切ったのか。2010/06/13

yos

4
米原万里らしい旺盛な好奇心と卓抜なアイディアを活かしたユーモアあふれる発明の数々。高尚な文化論から下世話な下ネタまで、オールラウンドにこなす。子ども時代の外国生活と、通訳として世界各国を飛び回る中で培った豊富な知識と経験と見識が、存分に活かされ、非常におもしろい。500ページ近い大作だが、一編一編が読み切りの形になっていて、どこから読んでも大丈夫。大いに笑ったあと、今の世にある多数の問題にもう少しちゃんと対応しようという気持ちがきっと芽生えてくることだろう。2009/03/01

ロピケ

3
米原さんが発明の分野に手を染めていたとは知らず、図書館で見つけた時にはびっくりしました。よくもこんなに沢山思いついたものだ。米原さんの頭の中はぎゅうぎゅうに詰まっていたんですね。本当にあったら良いのにと思うもの、どうでも良いものだけれど、笑えるもの、今にも誰か実用化できそうなものなど、いろいろな視点から提案されている。ブッシュと小泉さんはさんざん笑い者として登場。今の時点の二人、存在感ないなあとふと思い出す。ユリさんのあとがきも良かったです。2011/06/17

ゆっきーこ

3
さまざまな知識を駆使した発明案の数々。ほとんどが実現できるのかな?というものですが、電子たばこのアイデアがのっていたのが、先見性あるなあと思いました。2010/10/27

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