内容説明
慶応大学佐藤雅彦研究室が送る、iモードと新聞メディアを用いた新しいプロジェクト「日本のスイッチ」。参加者総数なんと216万人。今まで誰も知らずにいた日本の真の姿が、ここに明らかに。毎日新聞の好評連載、待望の単行本化。
目次
「日本のスイッチ」という社会的装置(佐藤雅彦)
二〇〇二年十月
「日本のスイッチ」の作られ方
二〇〇二年十一月
二〇〇二年十二月
二〇〇三年一月
参加者数の推移
二〇〇三年二月
イラクってどこ?
二〇〇三年三月〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tadashi_N
21
アンケートからわかる日本の姿。設問が面白い。2020/11/25
アキナ
8
読友さんが読んでいて楽しそうだと思ったので。iモード機能を利用したアンケート調査のまとめ本。2012~2013年といえば、働き始めて2、3年目であり、夫となる人とつきあい始めた頃でもある。カメラ付きケータイが発売されて予約をして買ったのもこの頃かな。アンケートも楽しいのだけど、それについてるコラムも楽しく、一昔前を思い出すのにとても楽しい本でした。読友さんに感謝!2018/02/21
志
7
2002~2003年頃の日本の様子、日本人の考えが、シンプルな二択から読み取れます。イラク戦争、北朝鮮、松井選手の活躍の話題が多かったです。時代を感じる懐かしい質問から、目玉焼きにかける調味料の選択など、身近なものまで幅広い内容です。世の中のほとんどの人がAがいいと思っていたのに、なぜ未だにBなのか、と考えさせられるものもありました。今、ネットのアンケートは溢れるほどありますが、このアンケートに比べどこか信憑性がなくつまらないと感じてしまいました。2018/04/01
あたし
7
ひたすらアンケート。笑。中でも印象的だったのは、携帯電話にカメラが付いていますか?の質問。そして、ついていないが66㌫。10年前ってこんなだったなぁ~というのが正直な感想。また、このようなアンケートをやってほしい。2012/03/11
たす
6
もう20年前にもなる、2002年から2023年にかけて行われた「新聞紙に書かれた二択問題に、iモードで答える」という企画。日経平均株価が1万円だったり、イラク戦争の話題があったり、SARSの脅威があったりと、時代を感じる。とはいえそれらも懐かしく感じられるし、二択問題やその選択肢は、佐藤雅彦さんらしい、くすっと笑えるものになっていて、佐藤雅彦ファンとしてとても満足。2024/01/03