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二十世紀

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  • サイズ B6判/ページ数 451p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620314969
  • NDC分類 209.7
  • Cコード C0095

内容説明

“こんな日本”になってしまった、すべてのいきさつを、正しく知りたい。二十世紀を一年ずつ、百年分のコラムで大総括。

目次

1900―二十世紀の始まり
1901―ヴィクトリア女王と昭和天皇
1902―ガスと文化の大衆化
1903―飛行機と自動車と二十世紀の発明
1904―日露戦争・日本篇
1905―日露戦争・ロシア篇
1906―坊っちゃんと二十世紀の文学
1907―歴史に残らない年
1908―女の時代
1909―1909年のアヘン戦争〔ほか〕

著者等紹介

橋本治[ハシモトオサム]
1948年東京生まれ。東京大学国文科卒。77年に小説『桃尻娘』を発表。以後、小説、批評を中心に多彩な執筆活動を展開。著書に、『宗教なんかこわくない!』(新潮学芸賞受賞)『生きる歓び』、『つばめの来る日』『貧乏は正しい!』『恋の花詞集』『美男へのレッスン』『消えた言葉』『ひらがな日本美術史』『浮上せよと活字は言う』『愛の処方せん』『三日月物語』『桃尻語訳 枕草子』『窯変 源氏物語』『双調平家物語』など多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

amanon

6
あまり期待しないで読み始めたのだが、予想外の面白さだった。それにしても飽くなき欲望に突き動かされ、その欲望に翻弄され、ついにはがんじがらめになってしまう国家、政治家、企業家、そして一般庶民に対する著者の舌鋒には、本当に胸がすく思いがする。日本及び世界の近代史を概観するのに、またとない一冊だと言える。ただ、保守系の人達はあまり良い顔をしないとは思うが…2009/05/05

がんぞ

5
ソ連のアフガニスタン侵攻、それの結果モスクワオリンピック日米などボイコット、華国鋒来日、アスワンハイダム完成、イランイラク戦争勃発、などあったけど’80年に日本人の心にもっとも残るのは「山口百恵の引退」であったというのも「幸福」が見えなくなった時代の夢だからか/前世紀ラスト四半分で、それまで好景気不景気を繰り返した循環型経済(それは物資生産中心・大衆消費社会であった)からアイデア勝負のデファクトスタンダード1人勝ち=統合失調症型経済に移行する。現在は日本も日本人も高齢化して認知困難症成人病多発経済になるか2011/06/15

POWER

3
1900~2000年の歴史を、各4ページ×100年 = 400ページ で解説。◆前半は、無意識と冥王星の発見や、天皇機関説と愛新覚羅溥儀など、一見 無関係のような同年のできごとをうまくからめて話にするのが面白いな、という印象。後半はその点がちょっと薄れて退屈。◆これを読むまでは「昔の歴史が今と何の関係があるのかよく分からない」という気持ちだったが、読んでみて歴史が現在と深い関わりにあることが納得できた。アヘン戦争やナポレオンぐらいの昔には興味が出てきた。(紀元前の歴史とかは未だ興味が湧かない。)2015/05/31

神立裕之

2
個人的な二十世紀に対する感想、とはいえ、持たなければいけない視点、持つことによって見えてくるモノ、大変興味深く読ませて頂きました。2017/01/23

てら

2
20世紀の100年を、2ページで1年づつ紹介していくという大著。確定的に面白い。

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