• ポイントキャンペーン

考える「もの」たち―MITメディア・ラボが描く未来

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784620314211
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0095

内容説明

いま、MITの産学協同の研究機関「メディア・ラボ」では、考えるものたちが続々誕生している。なぜ「もの」は考えるべきなのか?それはわたしたちの生活をどのように変えるのか?メディア・ラボにおける一大プロジェクト「考えるものたち」(Things That Think)の全貌がここに。

目次

序章 デジタル進化
第1章 考える「もの」とは何か?(ビットと本;デジタル表現;ウエアをどこで装着するか? ほか)
第2章 なぜ「もの」は考えるべきなのか?(権利と責任;悪い言葉;ビット信仰 ほか)
第3章 考える「もの」たちをいかに発展させていくか?(コンピューテーションの性質;発見のビジネス;情報と教育 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

馬酔木 由良

3
マサチューセッツ工科大学のメディアラボに所属している著者の温故知新的な文章。刊行は2000年なので、約20年前の著書であるものの、ほとんど古さを感じさせない一冊。著者自身が物理学と音楽を結びつけていることからも、知識の幅広さはやはり必須なのだと感じた。2019/08/26

Sanchai

1
2000年3月刊行。この本、当時は売れたのだろうか。当時沖縄ITサミットあたりでなされていた議論よりもはるかに先を行っており、芸術と科学技術との融合とか、ウェアラブル端末とか、IoTとか3Dプリンターとか、今読んでも古さを感じないような議論がこの時点で既に行われている。所属組織の縦割りを越えた人々の交流、臨機応変の「ジャストインタイム」の教育等を取り入れたMITメディアラボの先見性に感銘を受けるとともに、今著者が進めてられるものづくりの人材育成システムにもつながってきているのを改めて実感させられる。2022/02/23

c3po2006

0
★★2014/10/17

T2C_

0
学究界と産業界の壁、それを取っ払う有益性を終始説いている印象。実例や比喩を交えスラスラと読める様な文字の連なりは読み進める手を加速させた。自分の立場からして研究従事者(主に大学生)がどうあるべきか、どう2つの界と関わって行くか、の辺りが最も印象強い。また好成績を収める事が良い研究者である事を意味する訳では無いという件は日頃の自身の思惑を指針として固める頑強な接着剤となった。2014/07/17

Naoki Ito

0
この本が2000年に発行されていることを考慮して読むと、著者、ひいてはMITメディアラボの先見性に驚かされる。13年が経ち、3Dプリンター, Google Glass (AR), 電子マネー といったものが実用的になりつつある今でも、違和感なく読むことができる。 特にスマートマネーに関する章は新鮮だった。金融危機を2度と起こさないために、(カネのインフラとしての)金融制度改革の必要性について論ずる本はよく読むが、著者は「カネ」そのものの性質を変えることで金融パニックを減速させる道を示唆している。2013/10/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/168595
  • ご注意事項