内容説明
「コギャル語」、「レディースコミック」、「クィア」、「オタク化」、「アダルトビデオ」、「格闘技」など、30のキーワードをめぐって、宮台真司と松沢呉一が、ゲストとともに若者カルチャーにひそむヴィジョンを語る。
目次
格闘技(三浦俊彦;宮台真司)
お笑い第4世代(竹本幹男;松沢呉一)
コギャル語(枡野浩一;宮台真司)
レディースコミック(さかもと未明;松沢呉一)
ヒーリング(佐藤まり子;宮台真司)
読み捨て本(井狩春男;松沢呉一)
コマダム考現学(酒井冬雪;宮台真司)
クィア(斎藤綾子;松沢呉一)
視聴者トーク(山田美保子;宮台真司)
マンガ衰退!?(しりあがり寿;松沢呉一)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はすのこ
8
岡田斗司夫と宮台で、1冊にすればいいと…あーもう何やってんだか。2016/03/23
しゃあ・あずさぶる
4
ポップカルチャーをテーマごとに、数ページの対談で、紹介・分析・考察がなされている。10年前のサブカルを懐かしんだり、驚いたりしながら一気に読めた。当時何気なく接していた流行に色を与えられて様なwwwまさに社会学をリアルに実感させてくれる対談でした。最後のフーゾクについての対談は特におもしろいですね。2010/06/04
keepfine
3
70〜80年代のサブカルチャーやオタクといえばアングラに通底するような雑然として濃密な文化圏だったが、90年代後半からサブカルチャーはアングラ性が脱色、一般化していく。本書刊行から約20年がら経つが、現代社会や文化圏は過剰とも言える接続と可視化に特徴付けられる。コロコロコミックが、男子の改造願望、カリスマ的動機付け、物語との接合などの点から高い評価を得ているあたりは感銘をうけた。子供は一冊を何度も読む。濃密な体験として実感がある。大学一年の時に宮台真司に興味を持って図書館で手に取った思い出の一冊。2017/04/07
コウみん
2
1990年代の日本文化を専門家たちにインタビューした一冊。 90年代の日本文化は変動し始め、若者文化にも変化が生まれ始めた。アダルトビデオ、オタク、ホラーマンガ、コギャルなどその背景を専門家たちに聞いた内容。2020/04/20
本ぺんぎん
2
なつかしー!!文化はうつりかわるもんですね。ともちゃん論とか今読むとかなしすぎ。2012/02/01